3DCG制作ソフトBlenderを勉強しています。

ワクワクすることにチャレンジ!』で宣言したうちのひとつで、少しずつ出来ることが増えていくと楽しいもんです。

勉強していて「技術を身に付けるため」に大切なことに気づきました。それは、ほんと当たり前のことなんです。

Blenderとは?

3DCGが作れるソフトウェアです。

一般的にこの手のソフトはめちゃくちゃ高価なのですが、Blenderは高機能でいて無料(ドネーションウェア)です。

無料にも関わらず、有志の方々が日々改良を重ねています。進化し続けている。ココ、ユーザとしては安心して使い続けられるポイントです。

無料っていうけど機能的にどうなの?と思う方もいるでしょうね。

実際どうなんでしょうか。

リリース当初のBlenderはとても使いにくかった記憶があります。でも、2.x系以降では大幅なUIの変更、機能強化によって、それこそ一般的なソフトウェアと違いはあまりないんじゃないかな。お仕事で実際に使われている方もいるそうですよ。

2020年現在は、NVIDIAやEpic Gamesだけでなく、Microsoftなどの大手企業が出資するまでになっていて、世界中が期待しているソフトウェアになっていました。すごい。

もちろん商用アプリが今もなお映画やゲーム、テレビ等に使われているのはメリットがあるからでしょう。

たとえば、「あること」を実現するまでに少ない手順で出来る!であったり、人体モデルを動かすための機能が盛りだくさん!であったり。フォトリアルな絵がカンタンに作れる!であったり、チームで製作するのに便利な機能があったり。

けれど、僕がやりたいのは、自分の思うがままに作ってみることであり、楽しむことです。高機能か否かは関係なし。

というわけで、CGの勉強が無料でできるBlenderは、今の僕にとってはありがたいのです。

勉強はビデオチュートリアル

Web上にある情報に感謝

YouTubeをメインに、分からないことは都度Google検索して調べています。

親切な方がYouTubeにたくさんのチュートリアルビデオを投稿してくれてます。探すとわんさか出てきてビックリしました。

また、Webに使い方をまとめてくれている方が世界中にいます。情報のほとんどは英語なので読むのは大変ですが、操作方法の映像やスクショを見てるだけでも何とかなります。

今のところ書籍は使ってません。ディスプレイと本を交互に見て作業するのがストレスだからです。ページをめくりながらやるより、Command+Tabで画面を切替ながらやるか、Second Displayに映しながらやった方が僕には合ってました。

参考にしたチュートリアル

主にこちらのサイト。

Blender Video Tutorials」ではピン!ときたものをいくつか作りました。その成果が▼こちら。

CG PLANET – YouTube」は、機能ごとに細かく説明してくれるので、どんな機能があるのか、その機能は何なのかを知るにはぴったり。

それから、この記事のアイキャッチ画像は、Secrets to Creating Low Poly Illustrations in Blenderを見て作りました。ローポリってなんかいいですね。

試行錯誤することが何倍もタメになる

Path animetionにチャレンジ

ビデオを見ながら作ることに飽きてきたので、Pathに沿って物体を動かしてみました。「物体の移動速度の調整/設定方法」を勉強するのが目的です。

その成果がこちら。

最初に少しタメを作ってからドーーーン!

というイメージにしたつもり・・・なのですが微妙かな。

Blenderに「ココからココまで動け!」と設定すると、等速で移動してしまい単調な映像になります。それを自分がイメージするスピード感をどうやって設定するのかが課題でした。

Graph Editerで、時間と位置を表すグラフを調節することは分かっていたのですが、どう調節するのかが分からなかったんです。

結果的にはなんとな〜く分かったかな。

世のアニメーターさんは凄いです。モノやヒトを少しずつ動かして、躍動感をしっかり表現できているんだから。

気づいたこと

Path animationは自分で考えながらやりました。すると気づくのです。

やはり試行錯誤してこそ技術は身に付くってことに。

当たり前のことですよね。

「こんなことしたい」と逆引で操作方法を調べますし、試行錯誤します。身に付けたいことにフォーカスしているわけですから、吸収するものが絞られている。

すると吸収できる密度が増します。

チュートリアルは模倣でしかありません。でも、模倣が無駄とはまったく思ってません。チュートリアルをやったからこそ、どこにどんな情報があったかという知識/経験になるから。

ただ、模倣だけでは「知識/経験の点」が増えるばかりで、点と点が繋がって線になりにくく、面にもなりにくいと僕は思う。

いや、点→線→面へと立体化(本当に理解して実行できるレベル)するまでの時間がかかるって言った方がしっくりきますね。

面までもっていくには、自分で考えてやった方がいい。点と点をがくっついていくのが分かります。「あ!あの時の点が、ココの点に繋がるんだ!」という瞬間があります。

そんなことに改めて気づきました。

おわりに

試行錯誤、それ即ち「自らの手を動かすこと」です。

例えば、本を読んで学んだGreatなコトも、友達から学んだNiceなコトも、自分の頭の中で咀嚼するだけじゃ足りない。実際にやってみてうまくいけば良し。うまくいかなければ、そのフィードバックから「じゃ、次どうしようか」と考えていくのが大切なんですね。

何事も身に付けるには行動することです。練習ですね。カメラを買ったからと言って、誰でも素敵な写真が撮れるわけじゃありません。練習するから上手くなるのだから。

そして、行動を続けるにはやっぱり自分がワクワクするコトをやるのが1番です。

この記事を書いた人

花村貴史|Takashi Hanamura

◆Photographer|木漏れ日や水、空が魅せるきらきらが好き|写真を通じて「やさしい世界」を伝えてゆく ◆Software Engineer|Private: Go/C++/WebGL|Work: SAP/SAC

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