僕は理工系の大学を出ています。4年生のときはロボットを作っていました。

「管外移動ロボット」という課題でして、塩ビ管の外側を動くロボットですね。PICとアセンブラでサーボモータをパルス制御するくらいのものでした。

決して「究極超人あ〜る」のR・田中一郎くんのようなロボット、否、アンドロイドを作っていたわけではないです。

▶︎PIC (コントローラ) – Wikipedia
▶︎究極超人あ〜る – Wikipedia ← 写真をやる者のバイブル的漫画です(笑)

当時はそこそこ数学や物理学をやってきたはずですが、卒業後10数年たち、これまでのサラリーマン生活でも使うことはなかったため学んだことはほとんど忘れています。

でもね、また知りたくなってきたんです。学びたくなってきました。

本質を知らない

微分や積分、虚数や複素数。フーリエなんとかやラグランジュなんとか(← 大学の時に聞いた気がする言葉を書いているだけ)。

それぞれの言葉や公式があるから、それがなんなのかはなんとなくわかる。でも、なぜそれが生まれ使われているのか。その本質を僕は知りません。

社会にあるどんなモノにどんな風に使われているのか、僕はほとんど知らないんです。知識という「点」がただあるだけ。

だから、学術研究に適している(と聞く)Pythonに今僕がハマっていて、「Pythonで画像を解析しちゃうぞ」と望んでも何をどう組み合わせればいいのかわからない。要不要の判断もできない。

「このライブラリを使えばできる」はわかるけど、「だからそうなる」がわからない。それが悔しい。わからないことが僕は悔しいんです。

コツコツやっていく

じゃあどうするか?

Pythonやプログラミングを通じてやりたいことをひとつひとつ進めていくことで出会う数学的、物理学的なことを、それこそコツコツと調べていく。Webの情報量は豊富ですからできます。

そうして点と点が結ばれて線になり、次第に面になって立体化していく。ただの知識が「知恵」と「経験」になる。

何事もコツコツなんですよね。慌てない。ひとつひとつじっくり。丁寧にやりたいことをやっていく。

大学時代にしっかりやっていれば!

その気持ちはありますが、得てしてこういうことは卒業後に気づくもの(笑)

大学はそれまでの学業生活とは異なり、自ら学んでいく姿勢で過ごすべき。受け手でいては勿体無い。

今ならわかる。

せっかく大学の施設が使えるんですから、興味あることひとつひとつにチャレンジしてみて、これ好き/これ合わないをどんどんやっていっていい。

その「興味」を引き出したり、面白さを伝えるのはやっぱり先生であったり先輩であったり、同級生であったりするんだろうね。

もちろん、僕のように気の合う仲間で年がら年中カラオケするとかもありですよ。それもいい思い出になります。(「カラオケ歌広場」には大変お世話になりました)

おわりに

プログラマー35歳説があったと思いますが、そんなの関係ないって思います。

僕のように30代後半(もうすぐ40です)でもいくつでも「やりてぇ」って思ったらやればいいんです。だって、やりたいんだから。好奇心が芽生えたときはやってあげちゃっていいんです。ぜひ自分で自分を満たしてあげましょう。

そういう行動が自分だけでなく、いずれ周りまでも豊かな気持ちにさせると僕は信じてる。自分が楽しんでいたら周りもそうなります。

こういうとき自分の周りにそういうことが大好きで、そういうことをやっている先駆者がいるとすご〜く心強いです。僕がそうでした。

だから僕は「そういう場になればいい」と願いながら「Pythonもくもく会」をやっています。次回は2017年3月12日に松本のコワーキングスペースKnower(s)でやります。

▶︎【長野・松本藩】第2回 Pythonもくもく会 – connpass

そう思うと時間っていくらあっても足りないですね(笑)もっと欲しいって思ってしまう。あ〜楽しい!

松本のパン屋「アンゼリカ」さんの美味しいパン。すご〜く穏やかなご夫婦が迎えてくれます。

Pythonと数学の復習ができる本

この記事を書いた人

花村貴史|Takashi Hanamura

◆Photographer|木漏れ日や水、空が魅せるきらきらが好き|写真を通じて「やさしい世界」を伝えてゆく ◆Software Engineer|Private: Go/C++/WebGL|Work: SAP/SAC

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