2015年6月14〜16日の2泊3日でふらっと京都に行ってきました。

目的のひとつは西と東の本願寺に行くこと。だだっ広い御影堂に行って、自分の頭ん中をクリアにしようと思ったから。

幸いにも梅雨の影響はほとんど受けず、楽しい旅になりました。

広いところで自分のちっぽけさを感じる

これまでの価値観を真逆にしてくれた良著、さとうみつろうさんの「神さまとのおしゃべり」を読んでいたときのことです。

主人公が丘の上から眼下の街を見下ろしているシーンで、「自分を俯瞰して見ることで分かることがある」みたいなことを悟ってい、ここを読んだときに直感。

「広いところに行こう!」

なぜか?

広いところに身を置くことで、自分がちっぽけだってことが分かるから。

その「広い」は何でもよくて、自分がそう感じられるところでいい。例えば、山の頂でもいいし海の中だっていい。コンサートホールでもいい。ポイントは自分にとって広いと思えるところね。

僕の場合、信州が好きな理由に「自然がデッカイ」があります。そのデカさが身近にあり、ちょっと郊外を行けば目の当たりにできるのがいい。

日本各地にも「自然がデッカイ」を感じられるところはそこかしこにあります。でも、たまたまそう思えるところに先に出会ってしまったのが信州というだけのこと。

以前もそうだった本願寺

昔、東本願寺に行きました。新幹線の出発まで少し余裕があったので、京都駅に近い東本願寺で過ごすために。

本願寺には「御影堂」という親鸞聖人の御真影を安置しているやたらと広い建物があります。とにかく広いです。なんでも畳が約1000枚くらいで高さは30m以上だとか。

そこでボヘーとしてたら、当時悩んでいたことがクリアになったことがあるのです。

「あ〜、もう帰るのか、明日からの仕事いやだな」といった悩みから、ブログには書けないような悩みに対して、「あーしよう」、「こーしよう」というふうに整理がついたことがあるんですね。

す〜っと頭がクリアになった。

だから、いろいろと悩みながらも進もうとしている今の自分を再びクリアにしてやろうと本願寺に行ってきました。

なんでクリアになるのか?

御影堂のように広い空間/静寂(生活音はある)/神聖という雰囲気が、僕の思考や感性を深めてくれたんではないかと思います。あくまで僕の感覚ですけどね。

悩んでいるときは自分の視野って思った以上に狭くなっているもの。「見るべきもの」が見えませんし、普段なら「見えるもの」まで見えなくなりがち。

そういうときにね、広いところに身を置くと、自分が如何にちっぽけな存在かということが感じられます。

ちっぽけであることが悪いと言いたいわけではなく、そう感じられることで自分を俯瞰できるんです。

すると、そんなちっぽけな自分の悩みなんて「案外、大したことないよね」と感じられるようになります。視野が広く、視座が高くなってたくさんの考えが湧いてくるからね。

もちろん、そのときどきの精神状態によって、感じ方は千差万別ですけどね。でも、僕は俯瞰できると思ってる。

本願寺に行ってみてどうだった?

クリアにはなりましたが、昔ほどの強烈な感動はなかったな〜が正直なところ(笑)なんだか昔と今とでは、本願寺に居たときの感覚が違ったんです。

なぜだろう?

こういっちゃなんですが、(信州移住を決意してサラリーマンをやめちゃった)僕は昔と比べて大分成長したと思ってます。本質が出てきた、昔の自分を思い出せた感じかな。

つまりね、昔に比べて「どうしたら良いか分からないよ」という、訳の分からないモヤモヤの中に居たステージから脱出できたと思うわけ。思考の深み、質が違ってました。

結局、今どうすればイイかはきっと分かってる。答えは自分の中に在るもんだから。

だから、昔との違いを感じられたってだけでも本願寺に行って良かった。それにあっちの友達と呑んだり語ったり、サイクリングしたり、お写ん歩したりと楽しんできましたし。

おわりに

京都、本願寺に居ると不思議と思考がまとまるって話でした。

今回は僕の体験から「悩んだときには広いところに行くべし!」論を展開しましたが、広いところでなくても良いですよ。

極論、あなたが今の自分を俯瞰できればいーんだから。旅行でも良いし、ちょっと遠くにお出かけするでも良い。新しい趣味を始めるでもいいと思います。

大切なのは、ちょっと自分を俯瞰して見ること。そう意識することが良いんじゃないかな。

本願寺や書籍情報

西本願寺

本願寺(西本願寺)-親鸞聖人を宗祖とする浄土真宗本願寺派の本山

開門/閉門時間:5:30 〜 18:00(5〜8月)
※季節により変動、詳しくは公式サイトへ

東本願寺

東本願寺

開門/閉門時間:5:50 〜 17:30(3〜10月)/6:20 〜 16:30(11〜2月)
※季節により変動、詳しくは公式サイトへ

ハマると価値観が大逆転する本

親鸞さんの浄土真宗は現代でも響くので、いつか読む本リスト

この記事を書いた人

花村貴史|Takashi Hanamura

◆Photographer|木漏れ日や水、空が魅せるきらきらが好き|写真を通じて「やさしい世界」を伝えてゆく ◆Software Engineer|Private: Go/C++/WebGL|Work: SAP/SAC

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