イベント写真1

2015年10月末、移住した長野県から初めて県外にお出かけしてきました。山梨県の県立図書館です。

それは「オムツ外し学会in甲府2015」のイベントカメラマンとして参加するため。

カメラマンとして、またイチ参加者として参加できてよかったですよ。撮影自体が楽しかったし、感じるものもあったからです。

今回は、撮影機材と撮影する前に僕が考えたことを綴ります。

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<オムツ外し学会in甲府2015のイベントカメラマンとして、山梨県立図書館に行ってきました!>

オムツ外し学会とは

イベント写真2

本イベントは、僕の友達がコアメンバーとして所属する「ごく楽介護の会」が主催しています。

▶︎ごく楽介護の会
▶︎ごく楽介護の会 Facebookページ

『介護の原点は「オムツ外しである」として、介護の実践発表や、介護の大切さ、難しさなどを広く伝えよう』として行われているとのこと。

今回、2回目の開催で「その筋」では著名な方を5名招いての講演会やセッションなどが催されれていました。

 

そのイベントカメラマンとして、お仕事を依頼されましてね。イベントスタッフを中心に、「その筋」の方々を撮ってもらいたいと。もちろん快諾!

僕は介護の世界には触れたことがないため、「その筋」の方は申し訳ないですが全く存じていませんでした。

  • 三好春樹さん
  • 高口光子さん
  • 稲川利光さん
  • 坂野悠己さん
  • 伊藤英樹さん

という方々が登壇さていましたよ。

持っていった機材

イベント写真3

機材は以下の通り。

  • FUJIFILM X-T1
  • FUJIFILM XF35mm F1.4
  • FUJIFILM XF55-200mm F3.5-4.8
  • RICOH GR
  • RICOH GXR A12-50mm
  • 予備バッテリや充電器

これら一式を「ひらくPCパッグ」に詰めていざ参らん。

 

結果的にほとんどX-T1 + XF55-200mm と GR で撮っていました。

人物を「いい距離感」で撮れるから。近づいても撮れるし、遠く離れたところからも撮れます。人を変に緊張させません。また、イベント撮影では、会場全体が伝わるような写真があるとGoodなので広角のGRも大活躍。

どちらもAPS-Cセンサーを積んでいるから画質も申し分ありません。何より小型カメラだから持ち運びが楽!これは地味にGoodなこと。

 

もちろん、XF55-200mmは決して明るいレンズではありません。ですが、手振れ防止が付いてますし、X-T1でしたらISO6400までは使えます。

低感度に比べるとそりゃディティールは良くないですけど、僕は積極的に使ってます。等倍で見たときにちょっと「うっ」と感じるくらいだし、Lightroomを使えばマシになりますし。

 

本当は慣れ親しんだ画角(50mm)で撮れる素敵レンズ、XF35mm F1.4だけで撮りたかったのです。明るいレンズだし。でも、広いイベント会場をこれ1本で撮るのは厳しい。

登壇者にかなり近づかないと、クローズアップ的なものが撮れませんからね。大好きなレンズなんだけど、こればっかりは仕方ありませんw

 

なお、GXRは完全に予備機です。X-T1とGRが壊れた時の代替手段。限度はあるにせよ、50mmは万能レンズなので、なんとかなんだろ〜ってね。

撮影の心構え

イベント写真4

僕は過去、セミナー会場を撮影したり、イベント撮影をしたり、ときにはイベントレポートライターの経験があるので、今回のような撮影は慣れています。

ですから、純粋に撮影を楽しみながら、講演を聞いてました。

 

とはいえ、お仕事ですから、事前にいろいろ考えましたよ。

 

今回依頼されたのは、イベントスタッフが写真を撮る暇がないくらい大忙しで、写真だけでも外注しようってことから始まったとのこと。

だから、ただイベントの様子を撮ればいいのかといえば、おそらくそうでしょう。けれど、「それだけじゃないんじゃない?」って僕は考えたわけ。

実際、前日までこんなことを考えていました。そのときまとめたメモを赤裸々に公開!

 

目標:会のみなさんに喜んてもらう写真を撮る!

たくさんの有志者がいる。みんなにスポットを当てよう。
きっとスタッフみんな、人々を助け合い、笑顔を生み出したいんだと思う。それは参加者も同じだろう。
だから、笑顔を撮ろう。たくさん撮ろう。

運営側は、FacebookやWebで介護の会の活動をもっと広めていきたいんだと思う。
だから、真剣にやっているところも撮ろう。
そして、その場を感じてもらえるように、参加者の顔も撮る。

対談風景を撮って、その場の空気感を伝える。
昼休憩時もできるだけ、その場の雰囲気を伝えられる写真を撮る。ただし、自分もしっかり休憩すること。

嘘じゃないですよww

本気でこう臨みました。まぁ、本番ではこれを100%出すことは難しいのですけどね。でも、全力でした。

もちろん、そう受け取ってもらえるかどうかは僕にはどうすることもできません。写真を見たご本人次第ですからね。

撮影を終えて

イベント写真5

写真の納品後、無事に喜んでもらえました〜!

「また次回もお願いしたいな」っておっしゃってくれて僕大歓喜イェイ!

実際、人によってはとてもノリノリでお相手してくれてね(そして、「ごく楽」の皆さんはそういう人が多い)。そういう方って撮っているこっちは非常に気が楽なんです。楽しい。

こちらこそ「ありがとう」って感じです。

 

ただし、今回の撮影で気づいた改善点もあるんで、次回以降、気をつけます。

例えば、友達から僕の紹介がスタッフ全員にあったにせよ、僕の方から個々のスタッフさんへのコミュニケーション不足は否めなかった。もっと話していれば、もっといい写真が撮れたはずだ、とか。

人を撮る時に一番大切なのはコミュニケーションだ、と僕は思っているからね。

おわりに

イベント写真6

こうやって自分の「好き」で稼ぐようになると、「好き」に対しても本気になります。ならざるをえなくなるが正しいか。

それがまた心地いいんです。

楽しいことばかりではないですけどね。こうやって1歩1歩やっていくのです。

というわけで、ご依頼ありがとうございました!

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この記事を書いた人

花村貴史|Takashi Hanamura

◆Photographer|木漏れ日や水、空が魅せるきらきらが好き|写真を通じて「やさしい世界」を伝えてゆく ◆Software Engineer|Private: Go/C++/WebGL|Work: SAP/SAC

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