風景を撮りたい写真初心者にオススメするカメラはFUJIFILM X70【2016年4月版】

ブログをご覧になった方から質問がきました。

その方に許可を得ましたので、メールでのやり取りを加筆修正、整理してまとめます。端的にいえば、タイトルそのままなんですけどね(笑)

便宜上、質問者を「Hさん」と呼称します。

 

<風景を撮りたい写真初心者にオススメするカメラはFUJIFILM X70【2016年4月版】>

返信1回目:僕は最初こうお答えしました

「これから写真を始める方に僕が勧めるなら」を前提にして3パターンを回答しました。詳しくは以下。原文ほぼそのまま。長文です。

(1)FUJIFILM X70 or RICOH GR2

両方ともコンパクトであることと、高画質、レンズ性能のバランスがいいのでオススメします。

コンパクトなので、持ち運びやすいのが特徴です。写真は撮りたい時に撮りたいものを撮るものですから、持ち運びやすいのが大切だと僕は思います。

あっ!と思ったら、サッと取り出して、撮る。

こんなことができます。ですから、まずはこちらを挙げました。

どちらも28mm単焦点レンズなので広角レンズに属します。F2.8と比較的明るいのがメリット。Fの値が小さいと明るいです。明るいということは暗いところでも撮りやすいということ。

デメリットとしてはズームしないことです。その代わり、両機種ともクロップ機能を使うことで28mmの他、35mmと50mm(GR2は47mm)というレンズ3本分の働きをします。

どちらも同じようなキャラクタのカメラですが、もしHさんが「RAW現像はしたくない」ということでしたらX70を推します。

僕はFUJIFILMのカメラも使っていますが、フィルムシミュレーションの恩恵でJPG画質が素晴らしいからです。GRのJPGよりは好き。ただし、X70は使ったことがないので、使い勝手はわかりません。RICOHのカメラは昔から使い勝手はいいです。

【ブログにするにあたり補足1】

X70はGRと比べて画質調整範囲が広いのが良いところ。

例えば、ハイライトやシャドウに対して個別に強弱つけられます。GRだと類するものはコントラストの強弱しかなく、僕的にここがX70の良いところだと思います。JPG画質をカメラだけで追い込めます。

【ブログにするにあたり補足2】

店頭で触ってみたところ操作性はGRが上です。GRはサクサクと撮りやすい。(おそらく)GRの対抗馬としてきたにしては操作体系が詰められていない印象を受けました。

例えばクロップ機能。

GRはファンクションキーに割り当てることができ、ボタンを押すたびに28mm → 35mm → 47mm → 28mm・・・と変わるのに対し、X70はメニュー画面から2〜3階層まで行かないと変更できませんでした。クロップ機能は個人的に多用するので残念でした。これからのファームアップに期待です。

(2)FUJIFILM X-T10 + XF35mmF1.4 or XF35mmF2

ミラーレス一眼です。

センサーはX70と同じですから基本的な性能は同じはず。小型なので持ち運びもしやすいです。また、レンズ交換できるのがX70と比べて大きく違う点です。利点ですね。

X-T10を買うならズームレンズが1本付属するレンズキットを買ってもいいです。このレンズ、結構いいですよ。

もう1本買っておいたほうがいいと思うのがXF35mm。だいたい50mmくらいの画角になります。

F1.4とF2の違いは、分かりやすいところではF2の方が防塵防滴。小雨降る中で撮っても、支障はないでしょう、というレンズです。

一方、F1.4の方が明るいレンズですから、レストランなど暗い場所で撮影する時に有利です。

ただし、X-T10自体が防塵防滴ではありませんのでご注意を。

(3)SONY DSC-RX100M4

少し触った程度ですが、こちらもいいですね。小型ですし、高画質でもあります。それからズームします。画質も素直な発色の印象です。

使い込んだわけではありませんので、上記2つのオススメがイマイチと感じられた場合の最後の案です。

オススメは以上です。

 

DSCF5246

 

話は変わりますが、僕が写真の参考にさせてもらっている写真家さんがこう言ってます。

 

「写真が上手くなりたかったら、まず焦点距離50mm(近辺)のレンズで1万枚撮る」

 

連写して撮るのではなく、1枚1枚丁寧に撮るのです。できれば単焦点レンズ(ズームしないレンズ)で撮ります。

50mmは標準画角と言われ、人がちょっと物を意識して見るときの画角です。この画角は撮り方によって人物も物も風景も、難なくこなせる万能の画角なんです。

だから、まずこの画角に慣れて、自分が撮りたい被写体ががはっきりしたら次のステップにすすむ。より広く撮りたいなら広角レンズを、遠くのものを撮りたければ望遠レンズを買う。

というふうに、自分の成長に合わせてレンズを選択した方が、自分の腕も着実に上がりますし、必要なレンズだけに投資できます。それでも他のレンズも使ってみたいな、と考えることはありますけどね(笑)

 

なんでこんなことをお伝えしたかというと「40過ぎの私ですが、チャレンジしたいと思っています」とおっしゃっているからです。

僕は50mmで1万枚撮りました。

その結果、「いいね」や「うまい」「教えてほしい」などのことを言ってもらってます。もし集中的に練習する時間があるなら、1日100枚撮り続ければ約3ヶ月で達成できますよ。(X70もGR2もクロップ機能を使えば50mm相当になるのでオススメに挙げました)

もちろん、この方法だけが上手くなるための方法ではありません。Hさんが調べたり、教えてもらったりして、自分に馴染む方法で練習すれば良いと思います。

 

DSCF5248

 

現在、1台でオールマイティに撮れるカメラは存在しません。

使っていくうちに自分の好みが分ってきます。その成長のなかで、その時の自分が撮りたいものをより簡単に、より綺麗に撮るために、使いたいカメラを買っていけば良いと思います。

以上、参考になさってください。

 

 
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返信2回目:Hさんの本当に聞きたいこと

じっくりお話を伺ったところ、質問を大別するとこの2点でした

  • 質問1. 風景をメインに撮れるオススメのカメラは?
  • 質問2. カメラを買うとしたらAmazon等の通販と量販店、どちらが良いか?

「質問1. 風景をメインに撮れるオススメのカメラは?」の回答

(お話を伺うとコンパクトなカメラをご所望とのこと。ただし予算は潤沢ではありません。・・・なんですけど、このように回答しました。)

 

風景でしたら広く撮りたいものですよね。となると、広角レンズの「FUJIFILM X70」か「RICOH GR2」ですね。

予算が限られているのでしたら、X70はまだ発売したてで高いので、GR2の1世代前のGRが良いかと。僕も使っています。

もちろん買えるならばGR2の方が良いです(GR2買うならX70も買える範囲だと思いますが)。高感度特性(暗いところで撮っても綺麗になりやすい)がやはり向上しているからです。

今回は「写真の世界にただ踏み込んでみたい」というお気持ちなのでしたら、GRの前の世代「GR Digital 4」も視野に入れてもいいかもしれません。現在でも使いたい人は多いそうです。

 

 

クロップ機能がないため広角28mmのみですが、風景を撮りたいとのことですからぴったりだと思います。風景は広く撮りたいものですから。

また、現行のGRにはないメリットとして、被写体に1cmまで近づけて撮ることができます(GRは20cmくらいです)。これはこれで面白い表現ができますよ。

28mmでも練習はできます。要はその画角に慣れることが大切なのです。

ただし、GRに比べて画質の面で僕はオススメしません。

 

DSCF5252

 

「質問2. カメラを買うとしたらAmazon等の通販と量販店、どちらが良いか?」の回答

(僕の経験談を通してこうお答えしました。)

 

購入店についてですが、僕は以前は大手量販店で買っていました。ポイント目当てです。

でも、最近は「カメラのキタムラ」のような街のカメラ屋さんで買ってます。なぜかというと、そこの店員さんと仲良くなると、いい情報をもらえたり、僕の場合は色々優遇してくれたりしました。

ポイントを考慮すると安くはありませんし、カード払いするとやや高くなる(ことがある)などはありますが、大手量販店にはない付き合いが出来たり、長い目で見るとお得感があるので、僕は好んで街のカメラ屋さんにしています。

もし東京、神奈川にお住まいなら「チャンプカメラ」がいいですし、新宿や中野のカメラ屋さんもいいですよ。

通販は使ったことがありませんのでわかりません。通販で買った場合、修理等の受付がどうなるのか僕はわからないのです。だから怖くて使ってません。

 

DSCF5250

 

おわりに

こんな感じで何回かやりとりさせていただきました。

ブログ経由でメールをいただくことは稀にあるのですが、やっぱ嬉しいものです。僕の何かがその人に響いた、と勝手に受け取ってるからね(笑)

 

というわけで、僕に何か聞きたい方は「CONTACT」からどうぞ!

 

DSCF5258

 

紹介したカメラリスト

Profile

花村貴史 / Takashi Q. Hanamura
花村貴史 / Takashi Q. Hanamura<空気感フォトグラファー>
「”自分の好き”を大切にしよう」と思いきって大好きな信州に移住したフォトグラファー。その人/その場の空気感をそっとすくい撮る写真が好評。

2017年はプログラミングやCGにも手を出し、「写真」「エンジニア」「芸術」「心理」、それぞれの分野を楽しんでいきます。

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