Intuos Proを買ったのはLightroomに使うほか、絵を描いてみたかったから。
いくつかのペイントアプリを試したところ、ドネーションウェアの「Krita」を使っていくことにしました。
一番サクサク描ける、ブラシのカスタマイズ性がいい、UIがシンプルで好み、という理由です。ちなみに「クリー・ター」と読むらしいですね。
以下、Kritaに行き着くまで試したアプリの感想をまとめます。
あらかじめ断っておきますが、数十分〜数時間使っただけの感想です。あと冒頭の写真はKritaではなくPaintstormの画面です。ややこしいですね(笑)
Painter Essentials
歴史ある「Painter」の廉価版。
使っていて感じたのは、サクサク描けること。UIもシンプル。いいじゃん!と最初は思っていました。
でも、Kritaの方がよりサクサク感があるのと、ブラシの種類が多くてカスタマイズできるのが楽しい。カスタムマイズ、Painter Essentialsではできないんです。
それからキャンパスに描かれている部分をブレンドする機能(Kritaではスムージーペンかな?)はKritaの方が強力。ブレンドすると色がばぁ〜といい感じに混ざるじゃないですか。
このブレンドが好きで、アプリを評価しているときはこの使い心地をアプリの選択基準にしていました。
Paintstorm Studio
UIがカッコイイので試してみました。ところが、動作推奨スペックがやたら高くて僕のMacbook Pro15インチ(2013年モデル)ではけっこうストレスを感じます。
描いているときではなく、各種メニューウィンドウにカーソルを持っていくともたつきます。これでは描いていてもぜんぜん楽しくない。
OpenGLを多用しているアプリのようですが、2013年モデル(NVIDIA積んでるのに)では太刀打ちできないのかぁ。
「安西先生、新しいMac、欲しいです」
MediBang Paint
無料のMediBang Paintはイラストのほか、漫画制作にも特化しているようですね。ただ、僕には漫画やクラウドサービス連携は不要なのでスルー。
CLIP STUDIO PAINT PRO
MediBang Paintのようにイラストのほか、最上グレードでは漫画制作もできるみたいです。
価格もまずまずだし、UIも好み、描き味も好み。クラウドサービスがありますが、僕はただ描きたいだけなので不要かな。というより、僕のレベルでは利便性が良く分かっていません(笑)
アカウント登録するとたくさんの素材が使えるようになるのがいいところ。
僕的には好印象なんですが、まずはKritaで練習します。気が向いたらこちらを使ってみようかな。
おわりに

ちょっと触ったくらいの意見ですが、どのアプリもできることに差はないと思います。
アプリは道具。
だから、描き手との相性を優先していい。表現者は表現してこそですから、最初は相性の良い道具を使って2Dペイントの世界を知るのが先でしょう。そうして自分のこだわりがハッキリしてきたら次のステージに行く。それでいい。
コンピュータグラフィックスに楽しさと可能性を感じた2000年のちょい前(大学生のときですね)は「Painter」の本気版を使ってみたかったんです。だから、いずれそこにたどり着くような予感もしてます。
何はともあれ、まずは絵を描くことにハマるかどうかですね。UDE前を上げることはそれからでもいいです。
というわけで、この記事を書いた日の朝の心象風景をKritaで描いてみました。20分くらい。

具体的な風景がイメージとしてあるんですけど、今のところ脳と手の連携がうまくいかず、こんくらいしか描けません。一応、早朝の海辺なんですが。。。
でも、こういうプロセス含めて楽しむことが大事!
描くこと自体は楽しいです。
それは忘れてしまった「自分の感性」を思い出せるからかもしれない。マジでそう思ってます。
僕はいろいろと考えすぎちゃう人です。右脳と左脳、要は感性と思考でいうと思考がブン回る割合が多いんです。でも、もともと感性が強い僕(とよく言われる)、絵を描くことで思い出していける気がします。なんでも無敵だと思っていたあの頃をね。
実はこれ、絵を描くことの裏テーマです。