2023年9月29日の満月の夜、僕の中で何かが満ちたので「Nikon Z f / NIKKOR Z 40mm f/2レンズキット」をポチっとしました。

ふたたびNikonを手にするときがくるとは思いもよらず。10年数年ぶりにNikonへ再入門します。

元Nikon使いで、現在のメインはFUJIFILM/SIGMAの僕が、購入に至るまでのことをブログに残します。

購入したもの

追加で購入したもの。

情報を見たときに欲しいと感じた

僕が実機も触らず、しかも予約までしてカメラを買うのは人生で初めてです。昨今は発売と同時に予約しないと手に入りづらくなるのも予約した理由ですが、いつも静観して時期を待つ僕からしたら驚くべきこと。

Z fのことはたまたま知りました。

日々の生活ではNikonの情報が入ってくることもなく(気にしてないから脳がキャッチしない)、ある日、Capture Oneの使い方を調べていたときに林さんの動画に出会います。

写真や映像の色に対するこだわり、軸をお持ちで、造詣がとても深い方と感じました。

fpも僕好みに使っている方です。ビューファインダーほしい。

僕がZ fのことを知ったのは林さんがX(旧Twitter)で紹介していたからです。Xでフォローしていなければきっと知らなかったか、ずいぶん先に知ったんだろうなと思いますね。

調べていくと「Z fいいじゃん!40mmも好きだし、こりゃレンズキット行くっしょ!」となります。9月22日の予約開始から1週間以上考えて、満月の夜に購入を決意したわけです。

本当は「あ、コレいい」や「あ、ほしい」というプチサイン(だいたい静かな感情)って、感じた時点で自分の中ではほぼ正解なのでさっさと買えばいいんですけどね。なかなか踏み切れないのも確かなので、こういう性分は仕方ないです。

ちなみに、グリップの購入を決断したのはこちらの方の動画です。

カメラを持たれてる感じを見て判断しました。10数年前と違ってYouTubeに投稿してくれる方が多いので、予約購入の敷居がぐっと低くなりますね。

感慨深いNikonへの回帰

はじめての一眼レフ Nikon D90

僕はもともとNikon D90を使っていました。

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gを付けてファインダーをのぞいたときは「すげークリア!」と感動しましたね。カメラの各種機能や絞り、シャッタースピードなど写真の基礎を勉強できたのはD90のおかげです。

それでも(記憶を呼び起こすと)DXフォーマットとはいえ、一眼レフのデカさやゴツさが嫌になって持ち運ぶことが減ったんだと思います。それでRICOH GXRを買ったんだったかな。

ユニット交換式に心躍り、50mmユニットとM-mountユニットを使っていました。小型軽量なのにまぁ奇麗に写るんです。50mmユニットは写真の標準画角を学んだといってもいいくらい長いこと使っていましたね。(50mmユニットは今でも持っています)

そして、いつしかD90を売却してメインはGXRへと移ります。

ただ、写真ワークショップに参加しているとコンデジがだんだんネックになってきました。FX機も考えましたが、一眼レフはデカイしな~と思っていたときに、FUJIFILM X-T1を買います。2013年か2014年のこと。

FUJIFILM入門からのNikon再入門

クラシック風なミラーレス一眼のはしりは「FUJIFILM X-T1」だと思っています。

スタイルや独自センサー(X-Trans CMOS)、それが生み出す色に興味を持った僕はFUJIFILMに入門しました。レフ機のNikonに行かなかったのは良い選択だったと今でも思います。

それから現在。これまた素敵なクラシック風のカメラ「Z f」が世に出てきて、Nikonに再入門することに。Nikon FM2より僕にとっては懐かしいX-T1を彷彿とさせるスタイルがいい。

もちろんFUJIFILM(X-H1)やSIGMA(fp、sd Quattro H)は使い続けますが、いったんはやめたNikonが仲間に加わるのはなんだか面白いなぁと感じています。なんとなく原点回帰で感慨深いのです。

楽しくカメラを使いたい

Z fに限らずZのスペックはよくわかりません。Z fはZ6III相当といわれていますし、必要十分じゃないですかね。もちろん高画素機はあればいいかもしれませんが、今の僕はそこまでなくてもいいと思っています。

それよりも使っていて楽しい道具であることを重視したいです。

写真は楽しく撮りたい。そのためには「ウキッ」と心躍る道具を使いたい。Z fにも「ウキッ」が感じられたわけですから、未来にもこの選択が「よかったわー」と言えるように使っていくつもりです。

自分の選択が正解かはわかりませんが、正解に持っていくことはできますからね。

早くほしいけどのんびり待つ

Z5~7、Z fcを店頭でお試ししたときに感じたことは「Nikonってシャッターが気持ちいい」ということ。Z fもそうだろうなと思っていたら、マップカメラのレビュー動画にシャッター音を載せてくださっていて「これはアリ」と確信。

早く使いたいです。買ったという実感が日に日に、じわじわとワクワクに変わっていっています。

ただ、9月25日時点でNikonが供給不足をアナウンスしていたので、いつ手に入るかはわかりません。楽しみに待つこととします。

※掲載した写真は10年くらい前にNikon D90で撮影したものを再現像しました

この記事を書いた人

花村貴史|Takashi Hanamura

◆Photographer|木漏れ日や水、空が魅せるきらきらが好き|写真を通じて「やさしい世界」を伝えてゆく ◆Software Engineer|Private: Go/C++/WebGL|Work: SAP/SAC

写真素材note発売中

継続課金マガジンで販売しています。ブログに載せるもOK、壁紙に設定するもOK、使い方は自由です。フリー素材も良いけれど、人と被りたくないという方に人気です。

人物写真|Photo Session

お話しながらのポートレイト撮影です。「今」そして「これから」のあなたにフォーカスして撮影します。SNSやサイト用のプロフィール写真に。

イベント写真|Photo Shooting

「友達と楽しんでいる」「セミナーで講演している」「パーティーを主催している」など、皆さんが大切な時間を過ごしている瞬間をスナップします。