空気感は表情
僕は「表情」がぴったりだと思ってます。そこで「表情」をWikipediaで引いてみると
感情や情緒を、外見や身振りなどに出し表す行為、あるいは現れたもの。
うん、やっぱり僕は表情がしっくりきます。とはいえ、空気感は「感」とつく言葉ですから抽象的なモノ。だからこそ、人それぞれでその感じ方はさまざまなはず。
ここで「空気感」をgoo国語辞書を引いてみると
人や場所などがもつ雰囲気。また、写真や映像などで、その場の雰囲気を感じさせる表現のこと。「旅の―を楽しむ」「―のある写真」
Wikipediaを見ると
空気感(くうきかん)とは芸術表現に用いられる形容の一つ。そのものが直接的に表現されていなくても、間接的な情報のみで存在することが示唆されている様子を表す。
写真表現で用いられる場合は、二次元である写真がまるで立体のように見えることを指す。
やっぱ感覚的なものってことですね。
人の表情
僕、街を歩きながら人を観察することがあります。そういとき「何がその人の雰囲気を作っているのか?」と考えてることが多いかな。
そうするとわかる(=僕がそう感じる)のですけど、その人らしさを感じるのは「表情」なんです。
被写体の表情。
笑顔はもとより、キリッとしててもいい。ギラッとしててもいい。その人の今が感じられればね。僕は笑顔が好きだから、できるだけ笑顔でいてほしいなと願うけど、そうでなくても全然いいの。
ときどき眉間にしわ寄せて歩いている方もいて、イラついていたり、世界を拒絶しているように(僕には)見えて「なんか今辛いんすか?」と感じちゃう。
楽しそうにしていた方が自分も他人もいいと思うのだけど。
料理の表情
料理ならなんでしょう?と考える。出てきた言葉は「光」でした。
「シズル感が大事だ」と料理の写真ではよく言わるように、光加減が表情(のひとつ)なんだろうね。
僕はそのシズル感を出すような写真を意識的に撮ったことはなく、そのテクニックも知りませんが、キラキラしているやっぱり美味しそうに見えます。
おわりに
風景でも建物でもなんでもその表情や雰囲気を出しているモノってあると思います。
それをどう感じるか?どう撮るか?
それは見る者次第だし、撮る者次第です。
撮った写真をどう感じるかも見る者次第ですね。写真であれなんであれ、意図したモノが100%伝わることはなくて、閲覧する方次第なんですよね。
「空気感」も同じ。人それぞれで感じるものはいろいろだってことです。そして、僕にとっては「表情である」ということでしたし、それを信じたり、願いながら撮るくらいです。