信州へ移住するにあたり、炊飯器として選んだのが「土鍋」です。
「ふっくら炊きあがって、とっても美味しい」といった感想があちこちで見られますので、ごはん好きとあってはこだわりたいところでした。
そんな僕の土鍋生活をお届けしましょう!
僕が使っている土鍋
僕が使っている土鍋はこちら。購入当時は2500円くらい。
大きさは縦16cm、横20cm。小さくてカワイイ。まん丸フォルムがお気に入り。
炊き方(2合炊き)※2015年版
土鍋には炊き方の説明書が付いています。それによると
- 約400ccの水に20分つける
- 中火よりやや強めで約13分炊く
- 10〜20分蒸らす
簡単、これだけ。
水につける時間を除けば、30分以内で美味しいごはんが食べられるのは幸せです。
「つける時間については季節によって変えるべし」と言われています。夏場で30分、冬場で60分だとか。僕は通年30〜45分にしています。
おこげを作りたい場合は、上記2のあと強火で1〜2分炊くとできます。時間は感覚値なので、いろいろお試しして自分なりの時間を出すことをお勧めします。
ごはんがうんま〜い!
土鍋はじわじわと温まってくのが特徴で、それが美味しいごはんを生み出すカラクリだそうです。
実際美味しいですよ。ごはんがススム!ススム!
裏付けはありませんが、1〜2日間ほど常温で保存してもレンジでチンすると美味しく食べられるように感じます。電子ジャーで炊いたごはんでは経験したことがありません。
電子ジャーで炊いたご飯はすぐ冷凍しておくと、美味しいまま長期保存はできますね。
火加減は難しい
たしかに「うんま〜い!」んですけど、ご飯が吹きこぼれないようにするには火加減は難しいです。
ネットを見ても
- 火加減を調整すれば吹きこぼれませんよ
- どんな風に炊いても吹きこぼれます
と、意見が真っ二つに分かれているんです。
僕はといえば100%吹きこぼれます(笑)説明書にも「火加減が強い場合、吹きこぼれることがあります」と書かれていますが、100%吹きこぼれています。
というわけで火加減の思考錯誤。たとえば、
- 中火の強さを変えて規定時間炊く
- 弱火で規定時間より長く炊く
- 最初は強火、そして弱火にする
こんなことに心血注いでますね(笑)料理の道って険しい。でも、そこが楽しいところです。
今やもう「吹きこぼれるのが当たり前」のつもりで炊いてます(笑)吹きこぼれるか否かに気にかけるくらいなら自然に任せちゃう。それに料理しているときはそれに集中する、ということは気分転換にもつながります。
土鍋のお手入れ
残ったごはんは、できればその日のうちに茶碗によそってラップしておいた方がいいです。
もちろん土鍋のままでも保存はききますが、土鍋についたお米がカチンコチンになって、取りづらくなります。
おわりに
「少量炊きの電子ジャーは美味しく炊けない」という家族の経験から、僕は土鍋を選びました。
ちょっと手間はかかりますが、美味しく食べられますし何より自炊を楽しみながらやれているんで、買って良かったです。水炊き鍋にも使えるので今度やってみます。
「美味しいごはん」に興味ある方は、土鍋の世界を味わってみてはいかがでしょうか。

炊き方(2合炊き)※2020年版
記事公開から時が経ち、信州から関西に引っ越してからは妻がほとんど作ってくれますが、土鍋ごはんが食べたくなったときは僕が炊きます。せっかくなので最新の手順をまとめておきますね。
①お米を研ぐ
- 土鍋にお米を入れたら水を入れて、研がずに水を捨てる
- 最初は水を吸わせるだけ
- 3回研ぐ
- 水を捨てるたびに5本の指でゆっくり、力を入れずにクルックルッと回す
- 土鍋に水を注ぎ、30〜45分つける
②ごはんを炊く
- ①-3で注いだ水は捨てる
- 約400ccの水を注ぐ
- 中火よりやや弱めで13〜15分炊く
- 10分くらいすると120%吹きこぼれるのでキッチンペーパーで拭きまくる
- (できるだけコンロを汚したくないから土鍋の前に張り付いてます笑)
- 強火で1〜2分炊いておこげを作る
- ちょっと焦げ臭くなるのがポイント
- 20分蒸らす
これでふっくらもちもちの超美味ごはんのできあがり!
手順は細かめに書いていますが、水につける時間以外は40分くらいで食べられるので手間ではないですね。慣れもあります。