ひょんなことからWebサイト制作のお話をいただきました。
その現実を感じているとき、昔の気持ちがよみがってきたんですね。昔を振り返って「イマココ」を見ると、まさにプロセスは正しいんだなと思えました。
気持ち、それは2003年の某航空会社系IT企業にいたときのこと。サラリーマンになって3年が経った頃かな。僕、Webデザイナーになりたかったんです。HTML/CSSが面白いと感じていましたし、Webで自己表現をしている人が出てきていて、僕も「やりたい」と思っていました。
でもやりませんでした。「でも・・・だって・・・」というブレーキが出てきたから。
今のようにフリーランスになる勇気はもとより、その手の企業に転職する勇気もなかった。実務経験がない、というDoing(経験)やHaving(スキル)がないことからくる恐れ、自信のなさで。
結局、某航空会社系企業から別のIT企業に転職したものの、モヤモヤは募るばかりです。でも、多くの助力があり「エイヤ!」とバンジージャンプを飛び降りるかの如く、会社員をやめられて2015年からフリーに転身。
2016年からは本格的に写真のお仕事をしています。
振り返るに、2003〜今年(2017年)までの14年間、僕は「写真」「ブログ」「お客さん相手の商売」「心理学」をコツコツとやってきてるんですよね。
PhotoshopやWordPress、Pythonに触れてきた。今、Web技術はいろんなものがあり、知りたいことがたくさんあってワクワクしてる。移住した松本ではその手のエンジニアと友達になれた。その友達には「Webサイトは自身のエゴを押し付けるものではなく、自身のことを伝えるツールである」ことを教えてもらった。
そして、そもそも人にどう寄り添っていきたいのか、ということも僕は自覚できた。
そう、あのときとは違って今はBeing(気持ち)もDoing(経験)もHaving(スキル)もあるんです。
ここではたと気づきます。
今やりたいことできてるじゃん!?
ってね。14年かかったけど今やれているじゃん。
今ならわかります。
もしもの話でしかないけれど、仮に2003年からWeb業界に入ったとしたら、言われたことを言われたまま作るだけの人になっていた可能性はあります。今の僕のように、自分ができることで人の気持ちを伝えたいとは思えなかったかもしれない。
だからこそ、「今」なんだと思う。
すべてのプロセスに意味はあって繋がっています。すべては偶然ではなく必然なのだとしみじみ感じてる今日この頃です。
14年越しのWeb制作のお仕事。頑張ってやっていきます。
最終的にこのときのお仕事は大変にがい思い出となりました。でも、3年経って「これはこれで経験だ〜ね」と思えるようになったかな。おかげで「やりたいこと」がより明確になりましたね。だから今はエンジニアに復帰し、写真も続けています。ただ、Web制作はやっていません。
どんなプロセス(経験)であれ、渦中は苦しいこともあります。でも、後々になって「これが契機だった」と思えることも多いです。・・・思えないこともあるけどね(笑)