ドリルを売るには穴を売れ by 佐藤義典はやさしいマーケティングの本

マーケティングって「なんだか難しいもの」というイメージだけで距離を置いてたんだけど、「ドリルを売るには穴を売れ」を読んでみた。

本書はマーケティングの基礎かつ、最重要なところだけを学べる本だね。

章ごとに2パートあって、

  • マーケティングの説明
  • レストラン経営を立て直すというテーマで紡がれている物語

説明と物語の比率は40:60というところ。物語があるから主人公に感情移入ができ、自分ごととしてイメージしやすいのがいい。

僕がやっているサービスと照らし合わせながらスイスイ読めたよ。

マーケティング、4つの基礎

本書では「マーケティングってふだんから至るところで起きている」とある。

たとえば、自分が「商品を買う前」や「サービスを受ける前」の思考パターンがまさにそれ。つまり、マーケティングとは別に難しいことじゃなくて当たり前のことなんだよね。

その当たり前のことを4つマーケティング用語で説明してくれているのが本書。

  • ベネフィット
  • セグメンテーションとターゲット
  • 差別化
  • 4P(Product/Promotion/Place/Price)

最後は東京ディズニーランドを例に、この4つすべてが無理なく連携していることが大切と書かれてて納得。

本書で一番響いた「当たり前」のこと

マーケティングとは顧客の価値を提供して対価をいただくこと。

まさに「当たり前のこと」だよね(笑)

「顧客の」という部分がとても大切で、自分よがり「だけ」ではうまく循環しない。

でね、今は価値というものは多様化していてなんでも価値になるし、それを届けることができる。ということはTLI第4講の感想でも述べました。

価値というのは、さっきも書いたように「自分よがりの価値」だけではなく、他者「も」含めた価値が望ましい。でも、ここで間違えちゃいけないのは他人軸にはなっちゃダメってこと。

自分が好きなことならいいんだ。でも他人の望むままにとなったら消耗するだけ。楽しくない。

究極は自分の好きなことやり、先に自分を満たすことが、結果、他者をも楽しませ、喜ばせ、幸せを感じてくれて、結果としてお金が回る。

そういう風に生きている方もたくさんいる。心屋仁之助さんなんかは最たる方だと僕は思ってる。

そして、そんな道を僕は進んでいる。

「自分の好き」を必要としている方はいる。だから、自分の好きをやって、好きを得意に昇華していく。その中から価値を定め(決意して)、しっかり「それ」を届けることがマーケティングなんだね。

これが本書を読んで一番感じたこと。

「自分サービス」をやっている方はぜひ読んでみてください

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僕がやっているポートレイト撮影では、「その人が喜んでくれるような写真データ」という目に見える価値はもちろんのこと、撮影中の「体験」も価値、と僕は思ってる。

本書を読みながらそんなことにも改めて気付いたりと、自分サービスをやっている方は一度は目にしてもいい本だね。

「マーケティングは当たり前のこと」だと書いたけど、当たり前のこと=簡単に結果が出る、というとそう単純なものでもないのが残念でね(笑)

コツコツと淡々とやり続けることが大切なんだ。

筋トレだって、やるといいのは当たり前のことだけど、それをコツコツと淡々と続けることって、できそうでできないでしょ(笑)

マーケティングの本質を知ることは簡単。やることも明確。でも結果を出せるかどうかはやってみないとわからない。

だから、「僕は誰に何を届けるか」を意識してこれからも活動していくよ。

物語中に出てきた

一番勝ちたい奴が勝つ

という意識でコツコツと淡々と。3歩進んで2歩下がる感覚で続けていくまでだ。

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この記事を書いた人

花村貴史|Takashi Hanamura

Photographer & Software Engineer|ポートレイトでは撮られることに慣れていない方を撮らせていただいてます。その人・その場の「空気感をそっとすくい撮る」写真が好評です。またプライベートでGo、C++、WebGLを好み、オシゴトはSAPにふれています。横浜育ち38年 → 信州移住2年半 → 2018年春から関西在住。2019年秋から夫婦生活スタート。

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