人生を豊かなものにするため、僕はビジネス書の類いを読んでいます。

数年前では「自己啓発本?うさんくさ!」という気持ちでいっぱいで、読書するのはもっぱら小説でした。

でもね、人生を劇的に変えるために始動した2013年頃からビジネス書を読むようになり、その考えが間違っていたことを痛感したわけです。今では「自己啓発本、ありがとう!」です。

だって、本は今の自分の不安や悩みなどネガティブなモノや、今の自分の得意をより進化させようとするポジティブなモノを解決してくれるからです。

何かを解決したいと願っているときに「これビンゴ!」という本に出会えると、成長/進化の糧になります。1000円ちょっと投資するだけで、多くの学びが得られるビジネス書は大変お得。

今回ご紹介する「ゆるく考えよう」は「ネガティブなモノ」をどーにかしたいと願っていたときに出会いました。

 

 

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不安を克服する

ブログで何度かお伝えしているように、僕は信州に移住します。脱サラしてまで移住します。「やりたいことをやりながら生きる」ことにチャレンジしたいから。

▶︎参考:【勇気を出して決めた】信州に移住することにしました!

 

といっても常に「ウリャウリャ」ではいられないんですよね。不安なんです。「これからどう生きていきゃいいんだ?」と悩んでしまう。そうなると厄介です。視野が狭くなって、物事を広く考えられなくなっちゃうんです。

「こりゃアッカ〜ン」

こうなったとき、僕は散歩しながら脳内ブレストしたり、本屋に行くようにしてます。経験上、そういうときに引き寄せが起こりやすいから。

「ゆるく考えよう」はそんなときに引き寄せました。

今年(2015年)の3月か4月だったと思います。結果、ちきりんさんのお考えに助けられました。不安が消え去ったわけではなく、「そういうふうに考えてもイーンダね」と選択肢が増えた感覚です。

 

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ガチガチの自分をゆるめるべし

現代って情報過多です。あっちこっちで情報があふれ返ってます。特にSNS。最近はちょっとした待ち時間でも人はスマホを手にして、半端ない量の情報を浴びています。

そういった情報を見るのはいいのです。でも、その情報(世間の価値観や社会の規範なども含む)に沿っていないと不安になったり、「みんなと同じでないといけない」なんて、変な幻想に捕らわれてしまったりするのはいただけません。

そうすると、本来の自分がガチガチになり、身動きが取れなくなってしまいやすい。他人軸で生きることになるからね。

極論を言えば、未来は自分次第で無限の可能性があるのに、それが見えなくなってしまうんです。以前「他人軸との闘い方」を僕なりにまとめたことがあります。

▶︎参考:「好きなこと」だけして生きていく。を読んで閃いた、どんだけ「自分軸」でいるかの計り方はこれ!

 

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僕が感じていた不安もそう。

自分から選んだくせに世間と違う生き方してるからって不安になったり、どうやって生きていけばいいか分からないから不安になったり(今までの社会の規範内で生きてきたわけですからね)。

なにぶん脱サラして生きていくなんて初めてのことですから、知らないことが沢山です。

そう、知らないから不安になるわけで。じゃ、どんどん知ればいいじゃん。いろんな考え方に触れて、自分に活かせばいいじゃん。

 

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「ゆるい」っていい、むしろ「ゆるくていい」

ちきりんさんは、とても知見の広い方です。僕が知らない考え/僕が気付かない考えを沢山持っておられます。

本書ではそのお考えが5つの章に渡って展開されています。

  1. ラクに生きる
  2. 「自分基準」で生きる
  3. 賢く自由に「お金」とつきあう
  4. 仕事をたしなみ、未来をつくる
  5. ストレスフリーで楽しく過ごす

 

読んでみると「あ〜、確かにゆるいわ〜」ってね。どれも世間一般では「あり!」と思われていることが、ちきりんさんは「本当にそうなの?」という視点から独自の論理が展開されていて、「なるほど」と思い知らされました。

「でなければならない」や「しなくてはいけない」のような、世間の一般常識に捕らわれていると、正解がひとつしかないように誤解してしまうところ、「こういう考えもあるよ」ということに気付かせてくれます。

 

ちきりんさんの思考は、ガチガチだった僕の脳みそをい〜い感じにゆるめてくれました。もっとゆるく生きていいんだなぁ。

ガチガチだと楽しくないもんね。

ちなみに、1番響いたのは最たる不安だった「お金」に関する3章。そして5章でした。たぶんこれが僕が不安に感じていたことなんでしょう。

 

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最終章「おわりに」がいい

最終章に書かれている「自由であること」と「楽観的であること – よかった確認」はとても共感。僕も経験し、実践していることだからです。

前者では、自由に生きたいのにそうできない原因は何なのか。それと対峙してやっぱり自分(ちきりんさん)は自由に生きたい、ということが書かれています。

後者は僕もやっていることです。日常生活の中で「良かったこと」を探すってやつ。僕は毎日3つの良いことを見つけています。

これやるとね、どんな日でも何かしら良かったことが見つかって、「自分の人生まんざらでもないな」って気になるんですよ。また、どんな悪いことがあってもポジティブな視点を持てるようになります。

 

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そして、最終章の最後に書かれている「ちきりんさんの根底にあること」が1番共感できました。

 

  1. 自由に生きる、ということ。誰かと比べられるのでも社会に評価されるためでもなく、自分のために生きよう、ということです。
  2. モノは考えよう。世の中はいうほど暗くない。楽観的に生きよう、ということです。

 

自分がやりたいようにやっていいってことです。自分軸であれってことですね。また、どんなモノゴトにも良い面と悪い面があるもんです。それが現実。

だから、その全てを受け入れた上で、「ま、いっか」と受け取れるように、モノゴトを広く見つめようってこと。人生なんとかなるさ。

僕の移住は、「人生なんとかなるさ」を体現するのが目的のひとつです。

 

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おわりに

ちきりんさんはよく「その論理展開なんなの!」と言われることもあるようですが、この本はなかなか良いですよ。すっと頭に入ってきましたし。

「なんかモヤモヤしてんな〜」であったり「今のわたし、凝り固まってるかも?」ってときに読んでみると良いですよ。

 

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ガチガチ頭をや〜らかくできる本

この記事を書いた人

花村貴史|Takashi Hanamura

◆Photographer|木漏れ日や水、空が魅せるきらきらが好き|写真を通じて「やさしい世界」を伝えてゆく ◆Software Engineer|Private: Go/C++/WebGL|Work: SAP/SAC

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