新書版の「未来は、えらべる!」を読みました。
特撮デザイナであるダリル・アンカさんがバシャールという存在をチャネリングし、作家である本田健さんとの対話が描かれてます。
心理・スピリチュアル方面からその存在は「なんか超すごい」と知ってて、本書を読んだことで、まさにそうだなと思ったのが僕の正直な気持ち。この世の仕組み、真理、生き方などを示唆してくれてます。
ただ、チャネリングを信じていない方や心理・スピリチュアルに馴染みのない方にはにわかには受け入れられない話だね。
もし本書タイトルや「バシャール」という言葉を聞いてピンときた方は読んでみることをオススメします。受け入れられる準備はできているかもしれません。
たくさんの気づきがありすぎた
本書は5章構成になっていてどれも興味深い。
第1章「大好きなことの見つけ方、ワクワクの方法」 第2章「運命は、変えられる」 第3章「お金と豊かさについて」 第4章「ソウルメイトとコミュニケーションについて」 第5章「私たちの未来、分離していくリアリティ、2012年」
冒頭の写真の付箋の量がそれを物語ってるように(笑)、各章でたくさんの気づきがありました。
すべてを紹介することはできないので、気づきから考察した話を2つほど紹介します。
考察1:自分を信じることが夢実現の鍵
- この世界は、自分の観念が見せてくれる。
- 自分が本当に信じていることが実現する。
- 思考は現実になる。
- 量子が確定している状態は自分の意識がそうさせている。
など、こういう言葉を1度は聞いたことがあるかもしれません。
僕はこれらは本当のことと思っています。
結局は自分が自分をどう定義するか。つまり、自分の可能性をどう信じるかが生き方に反映される仕組み。
ワクワクに勇気はいらない
ワクワクすることをやる。そのことに勇気はいらないとバシャールは言います。
たとえば、椅子から立ち上がるとき僕らは勇気なんか使わなくてもできるよね。できると知っているから。
それと同じで、僕のように会社員を辞めてワクワクすることで生きていく、ということも本当は勇気なんかいらない。
不安はあるよ、もちろん。
でも、「やること」に不安を感じるなら、その「やること」についての観念(自分が信じていること)を書き換えているとき。「〜できない」という観念から「〜できる」という観念に書き換えているとき。
だから、不安を感じているときは自分の観念を書き換えているだけなので、とことん不安がるといいね。
確信するためには先に確信するしかない
観念の書き換えが終わると何が起こるか?
確信に変わります。確信とはかたく信じて疑わないこと。「自分は〜できる」と信じられた状態のこと。
ざっくりいうと
「自分は〜できる」
「自分は〜をする人だ」
「だから、自分は〜をするんだ」
と信じているということ。
とはいえ、経験上すご〜く不安なことは観念が書き換わってからGoすることはないかな。人間ってそんなにキッチリカッチリなんてしてないもの。
でも、意識的に確信に変えることはできる、と僕は思う。
それは「すでにそういうこと」にする意識。
できても、できなくても、「できる、というテイにする」意識。
結果を先取りしてそういう意識でいること。
これは過去の記事でも書きました。
だから、「どうせ、私、できちゃうし」と信じて行動する。起こった現実がなんであれ、結果を受け入れてフィードバックしてゆく。
そういう経験が確信を育てていくと思う。
結局、やったことのないことはすべて未知です。知らないから怖いし不安になる。それなのに確信なんて得られっこない。
だからこそ、どんだけ自分を信じるか、信じられなくても信じるかが夢実現の鍵なんです。
考察2:なぜ他者を通じてシャドウやゴールデンシャドウを見るのか
心理学用語のシャドウとは自分が無意識に抑え込んできたもので、他者を通じて痛みとともに体験します。
反対のゴールデンシャドウもあって、詳しくはこちらに書きました。
ここでは以下の第5章「私たちの未来、分離していくリアリティ、2012年」を読んで考えたことを書きます。
物質次元では、ほかの人を直接体験することはできません。魂次元でなら、集合的合意を通して、ほかのひとを直接経験することができます。なぜなら、魂次元に行くと「すべてはひとつ」だからです。(P193)
だから自分だけでなく他者もとても大切な存在なんだ
「魂レベルでは、僕らすべてはひとつ」という話を聞いたことがあります。「the one」だったかな。バシャールが言っていることも同じことだね。
魂レベルではすべてはひとつ。すべてを内包している。だから、完全無欠のthe oneとしては、自分自身を体験(見聞きすること)することはできない。
たくさんのことを体験するためにthe oneから分離したのが僕らなんじゃないかな。
地球というフィールドに来て、人間という入れ物の中に入り、さまざまな体験をしていくんじゃないかな。
その「たくさんのこと」の中にはシャドウやゴールデンシャドウもあって、他者を通してみるそれらをthe one(だった頃の僕ら)は体験してるだけなんじゃないか?
魂レベルではすべての他人は自分自身ということになるわけだから、ゴールデンシャドウだけでなく、シャドウに出会えることはとても幸せなことだな〜と思うのです。
おわりに:自分の人生に責任ある行動をすること
僕らは誰しも自分の人生を生きることしかできません。
自分を生き切る。
自分を表現する。
自分の情熱にしたがって生きる。
それが人生の目的。
そのためには自分を信じることが大切。他の誰でもないあなたが自分のことをいちばんに信じてあげよう。
「未来は、えらべる!」というタイトルが示す通り、未来は自分次第でいくらでもえらべます。
でもそれは誰かから与えられるものじゃない。
決して他者がえらぶものじゃない。
自分のことをどう定義するかは自分でえらぶ。
自分だからこそ、えらべる。
自分を大切にして生きてゆこうと思う本でした。
そのほか、豊かさにつながる話、人生をよくする話など盛りだくさんなのでオススメです。