ふたたび使うレンズを決める
2023年の年始にひとつ決めたことがあります。
それは「今年は僕の原点であるXF35mmを使う機会、場数、時間を増やす」です。
いっとき僕はこれでなんでも撮っていました。ポートレイトや風景、モノなど。換算約50mmは標準レンズと呼ばれる世界です。
この世界に触れ続けることで
- 自分はもっと広く撮りたいのか(広角レンズが使いたいか)
- 自分はもっと注視して撮りたいのか(中望遠レンズが使いたいか、はたまたマクロか)
のように自身の方向性がわかってきます。
自分の世界を広げるのにちょうどいいスタートレンズが50mmです。僕はそういう考えのもと、カメラもレンズも揃えてきました。最新の機材ではありませんが以下のように。(カッコ内は実際の画角)
- FUJIFILM XF10-24mmF4(15〜36mm)
- FUJIFILM XF27mmF2.8(40.5mm)
- FUJIFILM XF56mmF1.2(84mm)
- FUJIFILM XF55-200mmF3.5-4.8(82.5〜300mm)
- SIGMA 24mm F3.5 DG DN | Contemporary(fp:24mm)
- SIGMA 28mm F1.4 DG HSM|Art(fp:28mm、sd QuattroH:36.4mm)
- SIMGA 45mm F2.8 DG DN|Contemporary(fp:45mm)
- COSINA NOKTON 40mm F1.2(fp:40mm)
- RICOH GR(28mm)
※XF10-24mm、24mmF3.5は使用頻度が少ないので広角はそこまで好きじゃないようです
※XF55-200mmは2022年はよく使いまして、ふたたび大好きレンズへ
で、2023年に前述のことを思います。原点であり初心ともいえるレンズのXF35mmのことを。
初心忘れるべからず
僕は以前、初心についてこう語っています。
これはこれでありですが、本家本元である世阿弥さんの「初心忘れるべからず」の本質はもっと別のものです。
ということを最近知りまして。かの方のお言葉について、僕の解釈を自分の言葉でうまく伝えることはできませんが、とにかく何かを振り返りたくなったんです。
これまでの流れや今までの殻など、そういうものを変えるため(あるいは変えないくていい部分に気づくため)に振り返りたい。
コレジャナイ感と向き合う
2022年後半から「なんかコレジャナイ感」が増してきました。
人生、生き方、やっていること、やりたいこと・やりたくないこと。そのすべてに対してコレジャナイ感。いわゆる「む〜んとする」ターン。
これまでSIGMA fpを買ったり40mmの世界に楽しさを覚えたりしてきました。でも、コレジャナイに向き合うため、FUJIFILMのカメラにXF35mmF1.4をつけて換算52.5mmの世界に再入門します。
ゼロに戻って振り返るために52.5mmの眼でモノを見る。
見なおす。
ふたたび研鑽。
再スタート。
そのための、初心。
というわけで「これを思いながら1枚1枚丁寧に撮るぞ」と年始に思ったのでした。今年はどんな写真が撮れるのか楽しみです。
掲載した写真は1月上旬、妻と奈良へ行ったときのヨウス。すべてXF35mmF1.4です。
雨があがったので傘を刺すことなく、存分に「雨上がり感」を堪能しました。雨上がりの雰囲気はClassic Chromeで彩るのが好き。
ちなみに、カメラボディはアップデートしてもいいかな〜とは考えています(笑)今X-H1から換えるならこのどちらかですかね。