ときは2014年9月、当時務めていた会社に「退職」の意思を伝える前の夏休み旅行のお話です。

その旅行では「会社を辞めて生きていく覚悟」が足りなかった僕に良い刺激をもらえたり、「コレってすごくね?」といった気付きがたくさんありました。

特に今回エントリーする竹原での出会いは大きかった。

旅全体を通してたくさんの刺激や気付きがあったからこそ、2014年の夏休み旅行は僕にとって特別なものだし、2015年の今もこうしてブログにおこしている一番大きいモチベーションでもあります。

旅行に限らず、人が生きていくと出会う何気ないシーンも、その人の受け取り方でその解釈は変わってきます。幸い僕はこの夏休み旅行のすべてがとても良かったと解釈できているので、こうしてエントリーしてるわけです。

今回の旅行記は、旅先のグルメだとか建築物だとかそういったことの紹介ではなく、そこであった僕自身の体験を綴ります。

竹原観光中のミラクルな出会い

竹原町並み保存地区

竹原。

ここには江戸時代からの古い街並みを残している保存地区があり、そこを散歩するのが竹原観光の目的。

そのヨウスは前回の旅行記、「竹原町並み保存地区をお散歩【2014年夏休み旅行記 Vol.9〜竹原編〜】」にまとめています。日中も夕方もイイ感じの写真が撮れてご満悦♪

なかなかいい雰囲気でしたね。平日で人も少なく、ゆっくりお写ん歩してきました。

あと、ここ竹原はどうもアニメの舞台になったらしく「聖地化」してました。や〜、なんともまぁ不思議な雰囲気でした(笑)そのアニメ「たまゆら」を見てみたんですよ。

なんとも熱いじゃないですか!

女子高校生たちが自分のやりたいことを悩みながらも全力で見つけようとする熱い友情物語。でも、ストーリーは優しいながらも心温まる内容で僕はけっこう好き。しかもローライ35が出てくるいい意味でマニアックな感じが素晴らしい。

・・・あ、話がそれた。

オープン前のクラフト屋さん

さて、その保存地区のメイン通りから外れた小道で、たまたま目に入ったクラフト屋さんがありました。

当時は扉が閉まっていて『オープンに向けて蔵を改装しているけどウェルカム!』的な張り紙が1枚。最初はそのまま立ち去ろうとしたんですが、虫の知らせか直感か、妙に気になって入ってみたんです。

そしたら、そこの店主のおっちゃんが、定年前に「やりたいことやる」と決めて、そのまま成しつつある方でした。今、自分の好きなこと=ワクワクすることをして、幸せそうにSecond Lifeを謳歌しているそうです(2014年9月当時のお話です)。

そんなおっちゃんはいきなりな来訪者である僕を温かく迎え入れてくれました。

クラフト屋「ゆめ工房 登夢想野」

お店の名前は「登夢想野」と書いて「トムソーヤ」といいます。

残念ながらWebでの集客はやらないと仰っていたので、詳しい場所は載せません。写真も遠慮してくれと言われましたから。

ちなみに、こんな木の皮(?)の名刺(裏面)をいただきました。

※登夢想野はおっちゃんと仲間で蔵を全面改装して、オープンは2014年の冬予定といっていたかな。あの日出会ってから約8ヶ月、Webで調べてみると現在も活動されているみたい。とりあえず、おっちゃんに会いにまた竹原には行く予定です。

ミラクルな出会いからの熱いトーク

好きなことをやり続けていると、良いことを引き寄せられる

そのおっちゃんは、若い頃から好きなクラフトをやり続けており、定年後は保存地区で店を構えたいと願っていたそうです。そしたら保存地区の蔵のオーナーさんとクラフト繋がりで知りあえて、あれよあれよと事が進んだとか。

諦めずににやり続けていたからこそ、今おっちゃんの望むことができているんだなと強烈に熱いものを感じました。

おっちゃんと僕、大いに「夢」を語る

そういう方でしたので、お互い「夢」について語りまくりました。印象的な会話を記しておきます。

  1. 自分がやりたいからやっている。
  2. これからもやりたいようにやっていく。
  3. 早期リタイアする際、周りの人は心配ばかりしていたが、周りなんてまったく関係ない、自分で決めて自分で動いた。
  4. 結局、答えは自分の中にしかないよね。
  5. 店を告知するつもりはなく、ひっそりとやっていくつもり、それでもこのお店を感じ取ってくれる人(だいたいがご自分と感性が同じような人)と、話すのがホントに楽しい、中にはいろんな人がいるけどね。
  6. この場をベースにいろんな方に貢献したいし、繋がっていきたい。
  7. (蔵のオーナーやご自分の仲間をさして)やっぱり人との出会いは大切。
  8. (僕が履いているビブラムをさして)それ見たことある!(以降、ビブラム談義)
  9. (僕が持っていたX-T1+XF35mmF1.4をさして)それライカ?え?ちがうの、でもクラシックな感じが良いね〜。

こんな話をしていました。

直感力を信じた良き出会い

おっちゃんは「やる」と決めて、好きなことをし続けたから、ふっと目の前に降りてきたチャンスをモノにできたんでしょうね。(以前、僕が『「なる!」「する!」と決めて行動していると夢は叶う』と伝えましたが、まさにそうなんだよね)

まさか旅先で、当時の僕に足りなかった「決める」を体現した人との出会いがあるなんて、シンクロといえるんじゃない?びっくりする出会いだったんですよ僕的には。虫の知らせ(=直感)を信じてホント良かった。

と、このことをFacebookにポストしたら師から

「シンクロは起こるのではなく、自ら起こしているんだよ」

というコメントをいただいてWow!!でした。これ、名言ですよ?

おわりに

このように尾道から始まった旅行では、1日に1回上述のような「良い気付き」がありました。

脳のカーナビに「僕が目指したい何か」が設定されていて、自然と脳が情報をキャッチするようになっていたのかもしれませんね。カラーバス効果とかゆーたり、引き寄せの法則とかゆーたもの。

旅行から約1ヶ月後、退職の意思を伝えたられたキッカケになった出会いであったことは僕の中では確実。

だから、直感を信じて進むこと、少なくとも立ち止まらずに自分が「やりたい」と感じることをやると人生は動くんじゃないかとすごく感じます。だって、このときの僕には損得の考えは入っていませんでしたからね。「お店に入ってみよっかな」くらいな気持ちでしたからね。

<余談>プチミラクル

ちなみに、おっちゃんに「明日は、大崎上島に行こうと思っているんですよ」と、地元の方から耳寄りな情報をもらえたらいいな〜くらいの軽い気持ちでジャブ打ったら、「わたし、大崎上島出身よ」とある意味クロスカウンター。

マジか!なにこのシンクロ!と爆笑でしたww

というわけで、広島のお知り合いができた瞬間でした。竹原が好きなったし、また竹原に行く理由には充分ですね。

この記事を書いた人

花村貴史|Takashi Hanamura

◆Photographer|木漏れ日や水、空が魅せるきらきらが好き|写真を通じて「やさしい世界」を伝えてゆく ◆Software Engineer|Private: Go/C++/WebGL|Work: SAP/SAC

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