豊かさに気づくには、自分の好きなものに関わっている人やモノをイメージしていくと良いね。
僕の話を例にしてみるよ。
僕はカメラを作れないからこそ
RICOHやFUJIFILMといったカメラメーカーがなければ、僕は写真にハマらなかっただろうし、写真を通じて表現することもできなかったし、何よりお仕事として活動することもなかっただろうな。
カメラのボディからセンサ、ソフトウェアやストラップまで、製造開発に直接的に関わる人はもちろん、間接的に関わる人もたくさんいる。
- 情熱を注いでプロジェクトを遂行する人
- その情熱に感化されて製造している人
- 他社メーカーと協業するべく動いている人
- 素材を調達する人
- 素材を提供する人
- その人たちの家族や友人など
つまり、僕ひとりでは到底「写真を撮る」という行為すらできないんだよね。だって僕にはカメラは作れないもの。
「1枚の写真を撮る」を実現するまでに関わってくれた人は本当にたくさんいる。
そう思うと
- こうして綺麗に写真を撮れること自体が豊か。
- カメラを手にすることができたこと自体が豊か。
- 写真を通じて人と関われること自体が豊か。
- 豊かであり、奇跡。
無限の連鎖が僕に喜びをくれた。だからこそ心の底から「ありがたい」と感じる。
で、この感謝の気持ちが豊かさだと僕は思う。
イメージしていけば、無限の連鎖はそれこそ無限に広がっていくでしょ?あなたもそうやってイメージしてみてくださいな。
自分のやることで喜んでくれる人は必ずいる
僕がカメラを使って撮ったり、写真に関わるナニガシな活動をすることで人が喜こんでくれる。これはフリーランスで仕事をしていてものすごく実感していること。
そう、僕も「無限の連鎖」の起点となってる。
上述のカメラメーカーの話と同じく、自分のやることで直接的・間接的に喜んでくれる人は必ずいる。だったら、自分の好きなことをした方がいいよね。
僕らは感情を売っている
僕らは、見た目としてはスキルや商品そのものを提供しているけれど、実はそれは表面的なものかもしれないよ。
本当は提供したあとに、その人が感じる感情(喜びなど)を提供してるんだよね。
だからこそ、喜ばせている自分をもっと誇りに思っていい。全然オッケーな存在なんだって誇っちゃえ。
「ここ」に気付けるかどうかって大事なことだよ。
写真にどハマりしたRICOH GX100
※掲載した写真はすべて2010年にGX100で撮ったものです