「シンクロニシティマネジメント」では、シンクロはあるし起こせるということが書かれています。また、シンクロは奇跡がかっているものではなく、そもそも「ある」んだということも。

人間の本質は頭で考える思考ではなくて、本当は心身で感じる感性なのね。感性がメインなの。シンクロはこの感性がとても大切になります。

でも、「(自分が喜ぶ)やりたいことがわかりません」や「(ウキウキする)好きなものってなんだっけ?」と即座に答えられない人がかつての職場にいました。

その人は昔の僕のように、思考に偏っていたり心のブロックがあるのかなぁと今なら思う。

この本はシンクロをマネジメントすることがテーマだけど、頭でっかちの人が、自分の感性を思い出すために読んでみるのもいい本だと僕は思いました。

そういう人はこの手の本にはなかなか出会わないと思うけど、もし出会ってしまったなら、手に取ってみるといいかもね。

では、感性を思い出させてくれる3ステップの話をかいつまんで説明します。

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シンクロをマネジメントする=感性を思い出す3ステップ

本書では3つのステップをコツコツとやっていくことでシンクロをつかめるとあります。

  1. 体の感覚を目覚めさせて、自分とつながる(第2章)
  2. 心の感覚を目覚めさせて、周りとつながる(第3章)
  3. 魂の感覚を目覚めさせて、流れとつながる(第4章)

すべてコツコツと練習あるのみ。ただ、失敗もあるけどそれを受け止めて前に進むぞ!という勇気は求められますね。

(1)体の感覚を目覚めさせて、自分とつながる

ピンときたらすぐやってみる

なんでもいいから「今やってみたい!」と思った気持ちを大切にするんです。自分のインスピレーションを大切にしよう。

社会に貢献できるとか、人に自慢できるなどは一切無視して「自分がやりたいと思ったこと」をまずやってみる。小さなことでもいいからやってみる。むしろ、最初は小さなことからコツコツやっていくといいね。

本書にはこのプロセスを4つに分解して説明しています。

1. 道を歩いていたら、なんとなく気になるお店がある(インスピレーション)
2. 気になるということは、何か意味があるんだろうな(信頼)
3. このお店に入れということだな(理解)
4. よし、入ろう!(実践)

自分の「好き・快」を追求していくことで、少しずつ自分のやりたいことがはっきりとわかるようになります。

不快からわかる快

でね、やったことが快なのか、不快なのかを感じることも大切です。

直感にしたがってやったのにイマイチと感じることがあるかもしれない。それはそれでOKです。だって、「本当はこれは好きじゃないんだ」ということがわかるから。

不快がわかるから自分の快がわかるという論理。

「罪悪感」と「自分との取引」にとらわれない

直感でやってみようとすると、どうしても思考が邪魔してくることがあります。

たとえば、「約束は守らなくてはいけない」「人に迷惑をかけてはいけない」といういわゆる普通というもの。これをやったらいけないという罪悪感。

これは苦しいと思うな。でも、罪悪感もまた「本当はこうしたかったんだ」という自分の快がわかるサインだったりします。

(罪悪感との付き合い方は本書に詳しく書かれていますので参考にしてみてください)

また、「〜〜して頑張ったからーーやろう」という自分との取引はやめよう。

頑張ったからやっていいという条件付きではなく、ピンときたら状況の許すかぎり、すぐやってみることが大切なんです。

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(2)心の感覚を目覚めさせて、周りとつながる

周りとはすでにつながっている

シンクロは自分ひとりで起きているわけでなく、あらゆる人や物が関わっています。だからこそ、人とつながっている感が大切。

以前書いた豊かさを感じる方法のように、人と人、物と物など何でもかんでもつながっています。

(本書にはお金の使い方、お金の流れという観点で人とつながっていく豊かさについても詳しく書かれています。インスピレーションが起きても、お金が問題になってできないよ、という人の助けになるかも)

だからこそ、

自分ファースト

他者と接する中でいろんな負の感情とも出会ってしまう。自分の好きや快をやろうとすると、指摘されたりするかもしれない。

でも、

相手の世界観やルールでは、自分は幸せになりません。そして、自分の世界観やルールでは、相手も幸せになりません。

「あなたはあなた、自分は自分」なんです。

もちろん、僕らは人間社会にいるわけなので相手に合わせることもあるけれど、それでもまずは自分を大切にしよう、という心持ちでいいんです。

自分ファーストでいいんです。

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(3)魂の感覚を目覚めさせて、流れとつながる

いよいよスピリチュアルの話になりますが(笑)、魂の感覚を目覚めさせるには人生の「使命」や「ミッション」がポイントになります。

僕もミッションステートメントをあげて、自分のいのちをどう世界に使っていくかを考えているので、この手の話はどんとこい。

本書には使命についてすごくシンプルに書かれています。

本当の自分がやろうと決めてきたこと、体験したいと思ったことを、生涯かけてただやること。

そして

24時間何をしていても、あなたは使命を生きています。あなたが生きていることそのものが、使命であり、ミッションです。

使命なんいうと大層なものを想像してしまうけれど、ただ自分を素直に生きることじゃんって思いました。

でも、これは自己中心的に生きるわけじゃないんです。

使命は個人のためのもののはずなのに、不思議と世の中や社会のためにも役に立つものになっているのです。だから、ある意味では「自分のため」に生きれば生きるほど、世の中のためになるということです。

結局、自分が自分のやりたいことをやっていると、自分が磨かれて成長します。おそらくどんな分野でも成長できます。

で、それを必要としている人は絶対にいるんです。僕がやっているポートレイト撮影のようにね。だって僕らはつながっているのだから。

そもそもそ仕事って本来そういうものじゃない?

だからこそ世の中のためになるんです。最初は自分の半径3mが世の中かもしれないけど、それでいいじゃん。広げていけはいいじゃん。広げてけいると信じたっていいでしょ?

ただ自分を素直に生きる=使命を生きることになる。

素直に生きるためには感性を思い出して、シンクロを引き寄せて。シンクロを引き寄せるには感性を・・・その繰り返しだね。

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おわりに:シンクロはある

シンクロはあると僕は信じています。

「さっき起こったことは、このためか!」という短期的なシンクロから、「あの時は苦しかったけど、今思うと今日この時のために必要なプロセスだったんだ」という長期的なシンクロまで幾度となくあったから。

もちろん、ここ数年かけて心のクリーニング・クリアリングをしてきて、過去を良いように解釈できるようになったから、ということももちろんあるけどね。

その上で本書を読んで「やっぱりこういう世界はあるよな〜」という理解につながりました。

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この記事を書いた人

花村貴史|Takashi Hanamura

◆Photographer|木漏れ日や水、空が魅せるきらきらが好き|写真を通じて「やさしい世界」を伝えてゆく ◆Software Engineer|Private: Go/C++/WebGL|Work: SAP/SAC

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