2016年8月、トランペットプレイヤーの中原英則さんのポートレイトを初めて撮った時の話。
►2回目の撮影の記事はこちら:ポートレイト撮影のオシゴト Vol.6 Trumpet player-01
この日は急に「今撮ってよ!」ときてびっくりしました(笑)
「ええ!マジッスカ!?」だったけど、たまたま持っていたRICOH GRで撮影スタート。ほんと持っててよかったよ・・・。
Lightroomでエディットしていて思ったんだけど、コンデジでもGRはすごい。トータルバランスや色はメインカメラのFUJIFILM X-T1の方が好きなんだけど、いやいやGRだって良い絵をたたき出します。
ヒデさんと出会ったのは、僕がときどきスタッフをしているKNOWERSのイベントでした。(ほぼ)月次イベントである「まつもとコネクト」。そこで登壇した日でしたね。
「まつもとコネクト」というのは、「長野で〜〜〜なことしたい!だけどどうして良いかわからないから助けてください!」のように、登壇者が熱い想いを聴衆者に語り、聴衆者ができることを登壇者に返す。
「〜〜なこと」はローカルの課題であったり、学生が「自分たちの憩える場を作りたい」などの話だったり様々。
助けられそうな人とつなげたり、スキルや情報を伝えたり。ときに厳しい意見を返すこともあれば、とても暖かいエールを返すことも。そういう「コネクト」な場です。
実際に信大の学生さんが空き家をリノベして作っちゃったんですよ。彼ら彼女らの行動力もそうだし、地域の支えもあったからこそでしょう。
僕がイベントで語った内容は「まつもとコネクト」らしくはない路線だったんだけど(笑)、それでも登壇した後、ヒデさんは僕に話しかけて名刺交換したり。ヒデさんの他にも数名の方とも名刺交換。
実は、信州に移住したての頃だったから、地元の方と接することができてかなり嬉しかったんです。
それから数ヶ月後、僕が「ブラックコーヒー飲めるようになりたい!」とFacebookに投稿したとき「余ってるコーヒーメジャーあげるよ」とスタバで合流。
このときから交流するようになったと思う。ヒデさんはコーヒーの淹れ方などを、僕は心理やWordPressのことなどをGive & Giveしながら。
で、いつしか冒頭の「今撮ってよ!」となるわけで(笑)
ヒデさんはJazzをやる方だし、ほんわか明るい調子の絵より、渋くカッコよくした方がグッと来るはず、と考えて仕上げました。
その甲斐あってか、ヒデさんは納品したデータを自身のZINEに使ってくれてね。ありがたいね〜。
SNSでは冒頭の写真についてこのようなつぶやきも。嬉しいね〜。
この写真、もの凄く好きで各所で使っています。突然「撮ってよー!」にも、快く受けてくれ、さらにこのクオリティには参りました。花村さんて人は「何かを持っている人」の部類。私自身、撮影慣れしていたのもあったけど、雰囲気作りは大したものだと思う。「空気感」って彼は言うけど、そういう事。
ヒデさんはFacebookをやめたため最近は交流していませんが、Webサイトを見るにちゃんと生きてるし、相変わらず「トランペット愛」はもんのすごいので安心しています。
►公式サイト:Hidenori Nakahara Official Website | Trumpet Player
※掲載した写真は2016年8月に松本市内で撮影したもの
※この日の他の写真はFlickrにあります → 2016.08.30_トランペット奏者 | Flickr