VSCO Filmという有料プリセットが使いたかったから。

もちろん現像ツールが使いやすいのもあります。プリセットを使うだけでなく、豊富な調整パラメータのおかげで、色を出しやすいの。

 

というわけで、今回はVSCO Filmを紹介しましょう!

 

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VSCO Filmとは

Visual Supply Companyという会社が販売しているLightroomとCamera Raw用のプリセットです。

プリセットというのは、写真に「いい感じ」の効果を与えられるフィルタです。Adobeのサイトでも有料/無料のものが紹介されています。

そんな中でも、VSCO Filmは往年のフィルムで現像したかのような効果が得られます。といっても、僕はフィルム未経験なのでよく分かりません。けれど、「いい感じ」になります。

 

2015年11月現在、7つのプリセットが販売されています。

▶︎参考:VSCO Film

 

2015年11月現在、おひとつなんと$119!だいたい15000円くらい。正直、高いです。でも、写真を追求するための先行投資と思えばいーのいーの。

たしかに高価なプリセットですが、お得情報もあります。

それは、プリセットを1つ持っていると、他のプリセットが25%ディスカウントで買えたり、噂では時々セールもやっているとのこと。新しいプリセットが販売された時が狙い目らしいですよ。

 

※2016.05.02追記
5月2日現在、VSCO Film01〜07すべてが$59ですね。しばらく前から$114 → $59セールしていたのは知っているのですが、この価格がデフォルトになったのかもしれませんね。

購入したVSCO Film

購入したのは「VSCO FILM 06 for Adobe Lightroom」です。

プリセット名は「Alternative Process Films」。クロスプロセス現像風に効果を与えられるもの。また、増感/減感用のプリセットも含まれています。

それから、VSCO Filmにはプリセットとは別に以下の画像調整機能が付いてきます。

  • VSCO Film Toolkit
  • VSCO Film Toolkit – Color

こんなことができます。

  • 黒い部分をより黒くする
  • プリセットを当てて白飛びした部分を復旧する
  • フィルムゲインを増減、または無しにする

部分的に調整できる感じ。「シャドウ+50」みたいに、Lightroomのパラメータを直にいじるものもあれば、カスタムされたトーンカーブが適用されたり。

クロスプロセスは現実離れした色合い

DSCF5022

 

VSCO Film 06はクロスプロセスなので、プリセットを使うと写真が現実離れした色合いになります。

「ド派手」になったり、「コントラストが激しく」なったり、「ノスタルジック」になったり、けっこう化けます。

実はね、最初06を買って失敗した!って思ったんです。

気持ちのいい信州の景色が現実離れしすぎたり、大昔のフィルム写真のようになったり。これは好みじゃないなぁって。

VSCO Filmデビューするにあたり、王道たる「VSCO FILM 01 for Adobe Lightroom」か「VSCO FILM 02 for Adobe Lightroom」を買おうとしたのに、そこは王道を進みたくないと意地を張った過去の自分を呪いたかった(笑)

 

でもね、使い込んでいけばいくほど全然あり!楽しい!って今は感じています。被写体によっては「この色合い素晴らしい!最高!」ってなります。

もちろん、僕の好みで言えば、あらゆる被写体に使えるプリセットではないです。

だから適材適所。

「こういう被写体にはこのプリセットを使おう」とか「この写真にはプリセットは使わず、リアルに現像しよう」とか、使い込んでいくうちに使い分けができてきました。

VSCO Film お試し版

DSCF5023

 

さて、そんな素敵プリセットですが、「VSCO FILM 00 for Adobe Lightroom」が無料で配布されています。(2016年2月現在、配布されていないようですのでリンクを削除しました)

VSCO Film 00には、以下のプリセットの一部が含まれています。

興味のある方は、これをインストールしてみて、感触をつかんでみるといいです。ただし、Toolkitは付属されません。

本当は各プリセットをお試しできればいいのですが、残念ながらないんですよ。僕のように海外のレビューサイトを見て決めるしかないですね。

おわりに

GR001103

 

この記事を投稿した当時は、VSCO Film 06を買ってまだ10日くらい。Lightroomの練習を兼ねて毎日エディットの練習をしています。

これが楽しいんですよ。リアルに現像するだけではない表現ができますから。

表現は自由です。僕の感性に響いたアイテムを使って「僕Color」を作り上げているところ。僕といえば「こんな写真を作り出せる人」ってのを作りたいんですよ。野望ですよ、ヤボー。

 

そういうわけで、今後はやはり王道のプリセットは使ってみるつもり。

その名の通り、手軽にモダンな感じが作れそうです。というか、もともと僕が求めていたのがモダン風ですからね。(なのになぜ、クロスプロセスを買ったのかとw)

※この記事に掲載している写真はVSCO Film 06を使っています。

この記事を書いた人

花村貴史|Takashi Hanamura

◆Photographer|木漏れ日や水、空が魅せるきらきらが好き|写真を通じて「やさしい世界」を伝えてゆく ◆Software Engineer|Private: Go/C++/WebGL|Work: SAP/SAC

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