ApertureライブラリをLightroomに移行する方法 〜Mastersを読み込む〜

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Lightroomが素晴らしい!Apertureから移行しようか検討中」で書いた結果、Lightroomをメインツールにすることにしました。

現像ツールが使いやすいことが移行の理由です。また、「ApertureからLightroomに移行した理由のひとつはコレ 〜「VSCO Film」プリセットが素晴らしい!〜」も理由としてデカイですね。でも、Apertureも並行して使っていきます。

 

ツールを移行するときに頭を悩ませるのがデータの移行ですよね。Apertureライブラリから移行するためのツールがAdobeから提供されていますが、写真が膨大にあるとかなり大変そうです。

そこで、LightroomをメインにApertureも並行運用している僕がやっている方法をまとめます。

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<ApertureライブラリをLightroomに移行する方法として、Mastersを読み込むという方法もある>

Mastersディレクトリを読めばいーんじゃない?

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やり方は至極簡単。

Apertureライブラリの移行はせずに、ライブラリから写真データを読み込めばいいのです。RAWでもJPGでも元データがそこにありますから。

【元データの場所】
Aperture Library.aplibrary > Masters

Mastersディレクトリのしたに、「年 > 月 > 日 > 読み込み日時」という順でディレクトリがあり、その中に写真データが入ってます。

ただ、Lightroomで読み込む場合、ダイアログからAperture Library.aplibraryを直に読み込むことはできません。

ですから、事前にMastersディレクトリのエイリアス(※1)を作っておけばいいのです。

 

【エイリアスの作成方法】

  1. Aperture Library.aplibraryを右クリック
  2. メニューから「パッケージの内容を表示」を選択
  3. Mastersディレクトリのしたの、年ディレクトリを右クリック(※2)
  4. メニューから「エイリアスを作成」を選択
  5. 作成されたエイリアスを、デスクトップなど任意の場所に移動

図解するとこんな感じ。

▼Apertureライブラリを右クリック。
スクリーンショット20151112a

▼ApertureライブラリのMastersの中身。
スクリーンショット20151112b

▼Lightroomの読み込みダイアログからこのエイリアスを選択すれば、Apertureライブラリを読み込めます。
スクリーンショット20151112c

Lightroomは非破壊で編集できますし、編集した情報はカタログファイルに持つはずですから、Apertureライブラリを壊すこともないでしょう。(ここはしばらく使ってみないと分かりません)

 

※1 エイリアスっなんなん?って方は「エイリアスとは – はてなキーワード」を見てみてくださいな。

※2 El Capitanにおいて、なぜかFinder上ではMastersディレクトリのエイリアスは作成できませんでした。でも、Terminalからlnコマンドを使えば作れました。こんな具合に。

ln -s /Volumes/〜/Aperture\ Library.aplibrary/Masters/ test

これを実行すると「test」という名前のエイリアスが作られます。

※3 この方法はiPhotoやPhotosでも同様にできると思います。

こういうユーザにオススメ

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  • Apertureのプロジェクトやスマートアルバムなどの引き継ぎは一切不要
  • Apertureで現像した設定は一切不要
  • まっさらのデータさえLightroomに読み込めればいい

つまりは、僕のように過去の写真データをLightroomの現像エンジンでいじりたいって方向けってことですね。はい、大変ニッチな方法だと思いますww

でもね、

過去の写真データはとても大切です。

けれど、僕にとってはこれから信州で撮っていく写真の方が大切。

だから、過去のデータはこれでよし!ってことにしました。そして、これから撮っていく写真データの管理や読み込み方法などは新たに整理しなおしました。こっちもよし!

余談:Apertureを並行運用する理由

フォトストリームを使いたいからです。

Photosより、Apertureのフォトストリームの仕様の方が好みなんですよ。今のところ、iCloudフォトライブラリは使っていません。

おわりに

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Lightroomで現像するのが楽しんです。

そうなってくると、昔のデータも現像したくなってくるわけ。そういうとき、こういう方法もあるよねって気づいたんでブログにまとめました。

ニッチな方の参考になればいいなと願いつつ。

Lightroomのお勉強にオススメしたい本

※その他、Googleで調べたり、YouTubeを見れば、ツールの使い方などは十分習得できます。

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こちらでも記事を書いています。Hugo製のエンジニア視点のブログです。

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この記事を書いた人

花村貴史|Takashi Hanamura

Photographer & Software Engineer|ポートレイトでは撮られることに慣れていない方を撮らせていただいてます。その人・その場の「空気感をそっとすくい撮る」写真が好評です。またプライベートでGo、C++、WebGLを好み、オシゴトはSAPにふれています。横浜育ち38年 → 信州移住2年半 → 2018年春から関西在住。2019年秋から夫婦生活スタート。

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