「Lightroomが素晴らしい!Apertureから移行しようか検討中」で書いた結果、Lightroomをメインツールにすることにしました。
現像ツールが使いやすいことが移行の理由です。また、「ApertureからLightroomに移行した理由のひとつはコレ 〜「VSCO Film」プリセットが素晴らしい!〜」も理由としてデカイですね。でも、Apertureも並行して使っていきます。
ツールを移行するときに頭を悩ませるのがデータの移行ですよね。Apertureライブラリから移行するためのツールがAdobeから提供されていますが、写真が膨大にあるとかなり大変そうです。
そこで、LightroomをメインにApertureも並行運用している僕がやっている方法をまとめます。
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<ApertureライブラリをLightroomに移行する方法として、Mastersを読み込むという方法もある>
Mastersディレクトリを読めばいーんじゃない?
やり方は至極簡単。
Apertureライブラリの移行はせずに、ライブラリから写真データを読み込めばいいのです。RAWでもJPGでも元データがそこにありますから。
【元データの場所】
Aperture Library.aplibrary > Masters
Mastersディレクトリのしたに、「年 > 月 > 日 > 読み込み日時」という順でディレクトリがあり、その中に写真データが入ってます。
ただ、Lightroomで読み込む場合、ダイアログからAperture Library.aplibraryを直に読み込むことはできません。
ですから、事前にMastersディレクトリのエイリアス(※1)を作っておけばいいのです。
【エイリアスの作成方法】
- Aperture Library.aplibraryを右クリック
- メニューから「パッケージの内容を表示」を選択
- Mastersディレクトリのしたの、年ディレクトリを右クリック(※2)
- メニューから「エイリアスを作成」を選択
- 作成されたエイリアスを、デスクトップなど任意の場所に移動
図解するとこんな感じ。
▼Lightroomの読み込みダイアログからこのエイリアスを選択すれば、Apertureライブラリを読み込めます。
Lightroomは非破壊で編集できますし、編集した情報はカタログファイルに持つはずですから、Apertureライブラリを壊すこともないでしょう。(ここはしばらく使ってみないと分かりません)
※1 エイリアスっなんなん?って方は「エイリアスとは – はてなキーワード」を見てみてくださいな。
※2 El Capitanにおいて、なぜかFinder上ではMastersディレクトリのエイリアスは作成できませんでした。でも、Terminalからlnコマンドを使えば作れました。こんな具合に。
ln -s /Volumes/〜/Aperture\ Library.aplibrary/Masters/ test
これを実行すると「test」という名前のエイリアスが作られます。
※3 この方法はiPhotoやPhotosでも同様にできると思います。
こういうユーザにオススメ
- Apertureのプロジェクトやスマートアルバムなどの引き継ぎは一切不要
- Apertureで現像した設定は一切不要
- まっさらのデータさえLightroomに読み込めればいい
つまりは、僕のように過去の写真データをLightroomの現像エンジンでいじりたいって方向けってことですね。はい、大変ニッチな方法だと思いますww
でもね、
過去の写真データはとても大切です。
けれど、僕にとってはこれから信州で撮っていく写真の方が大切。
だから、過去のデータはこれでよし!ってことにしました。そして、これから撮っていく写真データの管理や読み込み方法などは新たに整理しなおしました。こっちもよし!
余談:Apertureを並行運用する理由
フォトストリームを使いたいからです。
Photosより、Apertureのフォトストリームの仕様の方が好みなんですよ。今のところ、iCloudフォトライブラリは使っていません。
おわりに
Lightroomで現像するのが楽しんです。
そうなってくると、昔のデータも現像したくなってくるわけ。そういうとき、こういう方法もあるよねって気づいたんでブログにまとめました。
ニッチな方の参考になればいいなと願いつつ。
Lightroomのお勉強にオススメしたい本
※その他、Googleで調べたり、YouTubeを見れば、ツールの使い方などは十分習得できます。