先日の記事で、僕は信州に移住することを報告しました。

▲に書いた通り、決意するまではそりゃ〜も〜時間がかかりましたよ。人生の目標がハッキリしている方はサクッと決められるのでしょうけど、僕はできませんでした。

でもね、そんな僕でも時間をかけてコツコツと行動してきたことで、勇気を出せるようになりました。

そこで決意に至るまでの軌跡を残そうというのがこの「移住決意物語」です。

何年か後に読み返したときに、「そんなこともあったなぁ」と感慨にふけるも吉。はたまた、僕と同じような境遇のどなたかの「人生のちょっとしたスパイス」になれればなお吉です。

〜移住決意物語〜

  • 第1話「もがく前の僕」(← この記事)
  • 第2話「自己肯定感を呼び起こす」
  • 第3話「自己否定感を手放す」
  • 第4話「自己実現に向けて動く」(予定)
  • 第5話「まとめ」(予定)

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実は入社3〜4年目で「会社員」でいることに違和感を感じていた

僕はIT企業で約15年働いていました。大きなシステム開発から小さいシステム開発、スマホアプリの開発・運用までを経験。俗に言うSEやPGです。

IT企業に就職したのは大学時代にプログラミングが好きだったからだし、小さい頃からの憧れもありました。「つくる」ことが好きでしたし、社会でも「そうしていきたい」という想いがありました。

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ただ、会社に入って数年経って違和感。

その頃になると部下ができるようになりますし、立場的に管理もやるようになります。そうするのが当たり前のように(ほんと、これなんででしょうね?やれる人に任せた方がいいのに)。

見積りや予算のことを考えたりプロジェクトやメンバ管理しているとね、乱暴にいうと「他人を管理するのが僕のやりたいことか?こんなことが自分の望む姿なのか?」という違和感が、砂の1粒1粒という極めて小さい単位だけど心の中に蓄積していったんだと、今なら思う。

僕はもっともっと「つくる」がやりたかった。自分をもっともっと出したかった。

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でも、会社に所属した時点で課された役割をこなし、利益を追求するのが社員の命題です。

ですから、自分が望まない仕事でもできるよう精進せねばならないし、管理もできるようにならねばならない。利益も出さなくてはならない。

「がんばる」のが当たり前の世界なわけです。少なくとも僕はそう感じていました。

 

しかし、前述の違和感を感じてしまった僕には、残念ながら「会社のために利益を追求する」という意識にはなれなかった。これは会社からしたら「悪」でしょうね。

とはいえ、今にして思うと僕は昔から雇われるというより、自分の名で稼ぐような独立独歩を望んでいました。要は「やりたいことを、やる」ってこと。逆にいうと「やりたくないことは、極力やらない」ということでもあります。

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もちろん仕事は頑張ってやりました。周りの人に助けられたりしながらね。また、プログラミングはとても楽しかった。ロジックを考えるの好きですもん。

そうそう、会社に属することが「悪」といっているわけではありません。人それぞれです。会社に属しながらも、やりたいことをやってる人はごまんといます。ただ、僕はちょっと違うな〜って感じてただけ。そこは誤解しないでくださいね。

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【次のページ】そして自信喪失

この記事を書いた人

花村貴史|Takashi Hanamura

◆Photographer|木漏れ日や水、空が魅せるきらきらが好き|写真を通じて「やさしい世界」を伝えてゆく ◆Software Engineer|Private: Go/C++/WebGL|Work: SAP/SAC

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