僕は人見知り。最初に馴染むまでちょい時間ないし、きっかけが必要になる人です。馴染めばあとは楽〜に行けますが、そのための1歩が必要な人。
今回は人見知りについて考えてみます。
人見知りってね、たんに怖がっているだけ、不安という幻想に
↑まさにこの通りなんだと思うね。
では、なぜそういう行動パターンを取ってしまうようになったか?なぜ不安という幻想に怯えるようになったのか?
人それぞれ色々あるでしょう。過去の人間社会における体験、家族間との体験、原体験などなど。僕はそのうちのひとつに「拒絶」があるんじゃないか、と思う。
拒絶されるのが怖い。
でも拒絶する(という選択をする)のは相手です。こちらが気にしても仕方のないことですし、そもそも幻想です。
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過去の体験を解釈する
中学時代だったかな。男友達がいました。他愛のない話をしてよくふざけ合っていた仲だった。
ところがある日突然、その子が僕に対して急に拒絶しまくり。全く相手にしてくんないの。「怒」なオーラ半端ない。「ふぇ?ふぇーーーー!?」って感じ。
大人な今の自分なら「おぃおぃ、いきなりどうしたよ(笑)」というように、しっかり「聴く」対応をとるでしょう。(ふざけてる「(笑)」ではなく、穏やかなイメージの「(笑)」ね)
でも、一番繊細だった時代の花村少年は「え・・・?なん、で・・・?僕がなにかした?」でした。だから、これ以上彼を「怒」のままにするのもなんだな〜、触れないでおこう。と自然とフェードアウト。
はい、この選択。実は良くない選択ですよ。
なぜって?
心に反しているから。きっと望んでいなかっただろうから。
なにを?
「いきなりなんだよ!ちゃんと言ってくれないとわかんねぇよ!(怒)」
「なんだよ突然、いきなりそんなこと言われて俺、すごく悲しいよ」
これね、わかる?
本心に沿ってないってこと。自分を大切にしてないってこと。
感情の赴くまま吐き出すことをしなかった。真正面からぶつからなかった。本当の意味で「誠実」に接しなかった。結果「自ら引く」という行動パターンを選択するようになった。
・・・んじゃないかなって思ったのだ。
未完了の感情
そんなわけで、「感情の赴くまま吐き出すことをしなかった」花村少年は未完了の感情というものに囚われています。大人な今でもね。
スッキリさせるには、やっぱり自分で自分を癒すしかないです。自分で自分にOKを出すしかない。
「うんうん、本当はこっちも感情を出し切りたかったよね」
「ちゃんと言ってくれないと、わからないよね、あいつも悪いよね」
「そうだったね〜、あのときそうやって悲しさをぶちまけたかったよね〜」
今の自分が、子供の頃の自分に寄り添う。傾聴する。
頭の中でやるより声に出した方がいいよ。自分の口から発し、自分の耳で聞く効果は計り知れないからね。だから、部屋で一人の時にやるのがベスト。
場合によっては泣いちゃうかもしれない。
でもね、それはしっかり感じきってください。涙することが今は大切なのことだから。
「怒」は相手の課題、自分はまったく悪くない
彼は「怒」のオーラを出しまくっていたわけだが、思春期のあれこれなのかな〜と今だと思うし、不安だったのかもしれないなとも思う。怒りって不安だからこそ、周りにぶちまけるものだし。
ただね、ここですご〜く大切なことを言っておきます。
「急に拒絶しまくり。全く相手にしてくんないの。」という行動をとったのは彼です。自分は何も悪くありません。正確には自分の人格、Beingはなんら悪くないです。彼がそういう行動を選択しただけです。
このとき「自分なんて・・・」と自己否定してしまう人がいますが、そこに囚われないでね。(過去の僕)
こちらの言動(Doing)がキッカケになったのかもしれないけど、それはたまたまね。たまたま相手の中に問題があったってだけ。たまたまそのスイッチに触れちゃっただけで、そもそもの「怒」の感情を彼は持っていた。
もちろん、物理的な暴力や口の暴力が原因だった場合はしっかり謝ったり、誤解を解いたりしましょう。思い当たる節すらないなら、本当はしっかりと聴いてあげるのが一番なんだよね。
だから自分のBeingは悪くありません。間違ったDoingなら直せばいいんです。
おわりに
大切なことは3つ。
- 伝えたいことがあるならちゃんと言おう、言葉にしないと伝わらない
- こちらの言動に対して、どう受け取るかは相手の課題
- 関係を築きたいのでしたら、感情を伝えよう
最後に人見知りの話に戻すと。
こちらのアクションに対してどう反応するのかは相手次第です。その「反応の源泉」を持っているのは相手。こちらがイメージしてしまっている不安なんてただの幻想。
だからさ、
その人と話したいと直感したなら、その直感を信じて話せばいいんだよ。大丈夫だから。