「人を信じる」ってとても難しい。
なぜなら、それは「一切合切ジャッジしない」ということだから。
他者を信じることは、結局は自分の内を見ることになる。
自分自身をジャッジしないから、他者もジャッジしなくなる。
自分自身が信じられるから、他者も信じられる。
そういうこと。
だから、やはり自分の内なんだ。
自分を信じることなんだ。
自己肯定感を高めることも自信に繋がる。
簡単にはいかないかもしれない。でも、コツコツと心のお稽古をして高められると僕は思ってる。
例えば、湧いてきた感情をただ受け入れる。
いま楽しいね。
いま悲しいね。
いま嬉しいね。
いま怒ってるね。
それらの感情を「いま〜〜だね」とただ感じること。
そのとき
いま悲しいね → 悲しむなんてダメだ、男だし。
いま怒ってるね → こんなときは怒っちゃダメだ、大人なんだし。
と抵抗したらだめ。後半部分がジャッジそのもの。
そうやって自分が自分に気付いていくことはできる。
ちなみに、「ジャッジしない=無関心」ではありませんよ。
愛の反対が無関心であるように、信じるという行為からはかけ離れていますからね。
ジャッジせず自分を信じる。これは写真にも言える。
他者の写真がすごすぎて「ぐぬぬ」と感じてもいいけど、ただそれだけでいいよね。
嫉妬してもいいよ。でも、それだけでハイおしまい。
僕は僕の写真を撮る。
僕は僕の写真しか撮れない。
僕が楽しいから撮る。
お客さんに喜んでもらいたいから撮る。
そんな志でもいいと思って撮る。
そんな志でもいいと思って接する。
「どうせうまくいくし」ということにして取り掛かってもいい。
ぐぬぬや嫉妬をしたら「それで僕はどうしたいの?」と問いかける。
出てきた感情や答えを受け入れる。
学びたいなら学べばいい。
もっと上手くなりたいと思ったら練習すればいい。
撮影術や機材のことを調べたり、声がけなどのコミュニケーションを追求したり。
これが健全。
そういうコツコツ経験すべてが自信につながります。