散歩しながら考え事をしていてたどり着いた「そりゃそうだよね!」というお話をします。
それは「自分にウソをつき続けていると、いつの間にか自己否定が強くなってしまう」その仕組みね。ただし、あくまでこれは僕のパターンです。でも当てはまる方もいると思います。
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顕在意識と潜在意識
人の意識はざっくり言うと、顕在意識と潜在意識に分かれます。その比率は3 : 97とも、5 : 95とも言われています。
顕在意識は「自分が自分だと認識している意識」であり、潜在意識が「それ以外の意識」です。
潜在意識を僕のイメージで伝えると、「本音」であったり「本心」と言われる存在。スピリチュアル風にいうと「宇宙と繋がっているモノ(かな)」なので、潜在意識の世界への影響力は顕在意識より強いです。
自分にウソをつくとは
詳しく説明しましょう。以降、顕在意識を「ケンちゃん」、潜在意識は心(しん)なので「シンちゃん」と擬人化します。
自分にウソをつく、というのはこういうイメージです。
シンちゃんがケンちゃんに向かって
- 「本当は〜〜したいんでしょ?」
- 「やりたいことやれ〜!言いたいことを言え〜!いい子ぶるな〜!」
- 「やっていいんだよ〜」
- 「ボクはケンちゃんか出来るって信じてるよ!」
- 「そもそも、どんなことがあっても信じているけどね(笑)」
- 「大丈夫!出来るって!ケンちゃんはそのままでも絶対大丈夫!」
というようなことを声を大にして言っているのに、エールを送っているのに、当のケンちゃんは
- 「え〜・・・、でも〜・・・・」
- 「〜〜するなんて(失敗したら)恥ずかしいよ・・・」
みたいな、思考がくだらない勘違いをしてて結局やらない。そう、やりたいことをやっていないことを、自分にウソをつく、と言います。
ちなみに、このような思考が入っているケンちゃんには、シンちゃんの声がほぼ聞こえません。
自己否定が強まる仕組み
シンちゃんとしては、ケンちゃんのありようにガッカリしちゃうんですね。
最初は「HaHaHa!! またまた〜」とか言ってニコニコしていたけど、ある時を境に「(プッチーン)もう知らない!」ってそっぽ向いちゃう。今までふたりとも同じ方向を向いて進んでいたのに180度ぐるり。
そう、シンちゃんは全知全能の神のように、どんなことがあってもLOVE1200%ではなく、仏の顔もなんとやらな存在なんです。
こうなると大変。
世界に対して影響力の強いシンちゃんだから、
「ケンちゃんがそう思っている(やりたい事をやらない)ならいいよ!”そういう”現実(やりたい事をやらないでいられる現実)を引き起こしちゃうもん!」
と言って世界を創って、ケンちゃんに”そういう現実”が起こるようになる。というより、”そういう現実”であることが(そうやって解釈できることが)目に入ってきちゃうんだよね、イヤでも。
すると、ケンちゃんは
「・・・どうせ・・・ボクなんか・・・」
になる。
これが自己否定が強まる仕組み。通称、一人コント。
自分と向き合う方法(深掘り術)
では、ケンちゃんとシンちゃんが再び同じ方向を向くにはどうすればいいか?主に2つあります。
その前にまずは「あ、ボクは本当は〜〜したかったんだ」を気づかせてくれたシンちゃんに「ありがとう」しましょう。
(1)自分がくつろげる空間でノートに書き出す
なんでもいいから書き出します。
書いて書いて書きまくって、「なんでそう思ったの?」と、なぜなぜをできるだけ繰り返していく。この際、書き出すのは正も負も含めた全ての感情です。
ひととおり感情を吐き出したらこう問いかけてみるのね。
- で、本当はどうしたいの?
- で、本当はどうなりたいの?
- で、本当は何やりたいの?
- で、今の自分にできることは?やりたいことは?
- で、どんな感情に包まれたいの?
- で、以前その感情を味わえたのは何をしていたとき?
こうすると、自分を見つけるとっかかりがわかるものです。
▶︎参考:ワクワクを見つけるためにやっていること【2016年2月版】
最近は上の記事のときと変わって、書き出し用のノートはA4やA3くらいの大きさのを使うようになりました。1ページにたくさん書けるし、書いた言葉が俯瞰しやすいからです。
(2)脳内ブレスト
散歩しながら考え事します。スマホ画面に集中するのとは違い、ボォっと周りを見ることで脳がリラックスモードになるのか、地面からの衝撃が頭にいい刺激を与えるのか、考え事をする時は散歩するのがしっくりくるんです。
閃いたら立ち止まってiPhoneのメモに書きなぐりです。音声入力を使うこともあります。
(1)と(2)、この2つはセットでやることが多いです。
順番も(1) → (2)やその逆であったり、(1) → (2) → (1)と繰り返したり。また、深呼吸して落ち着くことも心がけています。
経験上、これをやると大きく気づくことが多いです。今回、この記事を書くキッカケになったのは(1) → (2) → (1)とやっていて僕のビリーフが見つかりました。
ビリーフとは否定的な思い込み、否定的な前提です。詳しくは本家本元、恩師の 大塚彩子さんのサイトの説明を読んでみてください。
その否定的な思い込みが現実を創っているんでね。現実ってのはまさに「いまの自分を知るバロメーター」なんですよ。
まとめ
自分にウソをつき続けると、あるときを境に自己否定が強くなります。
それはすぐかもしれないし、数ヶ月先かもしれない。一瞬で強くなるかもしれないし、緩やかに蓄積されていくかもしれない。
そうなると落ち込むし、やる気が出ないし、周り全部が敵と思えるし、周り全部に嫉妬するし、楽しくない状況になります。でもね、自分を知るキッカケにもなります。
だから、このキッカケを活かしましょう。どんな方法でもいいから自分と向き合いましょう。それがちょ〜大切。
僕はノートに書き出したり、散歩しながら考えたりしています。
閃いたことはアウトプットするようにしています。記録として残したいなら、ブログやSNS(全体公開 or 自分のみ)といったオープンな場所に、残さなくてもいいならそのノートはいつか捨てちゃいます。
その他、心屋仁之助さんのお言葉を借りると、「自分はそれでも大丈夫!だって、大丈夫なんだもん!」と唱え続ける。
そうやって少しずつ自分の前提を覆し、それに応じて現実が変わっていくのをのんびり待つのもひとつの手です。