先日参加してきたAction Photo WorkShopのときに、僕が使っていたカメラはFUJIFILM X-T1とXF35mmF1.4とゆー魔法のレンズ。これ、僕のメインカメラ&レンズ。ただ、動きモノを撮るのはほぼ初めてでしたし、いつもの設定では撮れませんでした。
とゆーわけで、このときに使っていた設定を備忘としてメモしておきます。今後、動きモノを撮るときの参考になるかなってね。
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X-T1の設定(フォーカス、絞り、シャッタースピード、ISO)
いつもの設定
- AF:AF-S(ときにMF)
- AFモード:シングルポイント
- フォーカスエリア:最小にしてど真ん中
- 絞り:なるべく開放(ボカしたいから)
- シャッタースピード:AUTO
- ISO:200、厳しくなってきたらAUTOで3200
WorkShop(屋内撮影)時の設定
- AF:AF-C or MFで置きピン
- AFモード:シングルポイント(ときに新AFシステム)
- フォーカスエリア:最小にしてあっちこっち or 新AFシステム
- 絞り:F8
- シャッタースピード:1/250(ときに1/200)
- ISO:3200(ときに3200)
最終的にはMFで置きピンばかり使っていました。そのように説明もありましたし、なにより僕らはシャッターを切ることにのみ注力できるからです。
また、BMXにおける推奨レンズは魚眼、ダイナミックに撮れるからです。あとは広角〜標準。雑誌に掲載する場合は望遠を使って、他のレンズで撮った写真と差別化を図るそうですよ。望遠で撮ると、被写体がクローズアップされますからね。全体を見渡したときにその1枚が良いアクセントになるとか。
撮影時に気を付けること
タイムラグは頭に、否、身体に叩き込もう
ここでいうタイムラグは2つ。
- ファインダーを覗いてシャッターを切るまでのラグ
- レリーズタイムラグ(シャッター切ってから実際に撮れるまでのラグ)
BMXは動きモノですから「あ!撮らな!」って反応してから、シャッター切るまでにこのタイムラグを意識していないと、「ここだ!」という1枚が撮れません。ですから、ご自分のカメラのラグは覚えておくと良いです。これは撮影場数を積めばOKでしょう。
X-T1のこの設定はしておくと良い
以下の設定はしておいた方がいいです。
- 「モニター露出/WB反映」は、OFFかWBのみ反映
- 「フォーカスエリア選択」は、Fnキーに設定
まず「モニター露出/WB反映」ですが、僕は撮れる写真そのままがEVFで確認できるので、好んでONにしています。EVFのメリットといってもいい。しかーし、屋内でF8ですとEVFは真っ暗やねん!メリットがデメリットに変わります。だから、露出反映はOFFっときましょう。
設定方法はこちら。
MENU → セットアップ(1枚目) 表示設定 → マニュアル時モニター露出/WB反映 → WBのみ反映 or OFF
次、「フォーカスエリア選択」。これは人によると思いますし、撮影イメージが出来上がっている方は置きピンでやるでしょうから不要です。ただ、僕はフォーカスポイントをあっちにやったり、こっちにやったりしてました。サクサク設定を変えられるよう、Fnキーに割り当てておくとストレスフリーです。
前述したとおり、僕は通常、フォーカスエリアはど真ん中しています。一切変更しません。デフォルトではMENUボタン周囲にある「十字キーの上」がフォーカスエリア選択に割り当てられていますが、僕はダイナミックレンジ変更にしています。それが今回仇となったというね。。。
X-T1のEVFが素晴らしい!
さて、こうしていろいろとBMXを撮ってきてX-T1いいわ〜と感じたのがFUJIFILM自慢のEVF。ほんといいですよ!タイムラグが0.005秒というだけはあります。ほとんど見たまんまですし、ライダーさんの動きもスムーズに見れました。
もちろん一眼レフに比べるとこのラグすらもデメリットになるでしょう。でも、X-T1でル・マンを撮られるようなプロもいますし、僕はこのまま動きモノもX-T1で撮っていきたいな。なによりFUJIFILMの色はやっぱ好きだし。あと比較的小型でカメラシステム組めるし。軽いは正義!
新AFシステムを使ってみた
WorkShopの前に新しいファームVer4.0.0がリリースされました。新AFシステムが搭載されたとのこと。
新AFシステムの主な内容
- 動いている被写体の決定的瞬間を捉える「ゾーン」、「ワイド/トラッキング」を搭載
- AF精度の向上
この2つがまさに本WorkShopに活かせそうですね。設定方法は以下のとおり。
MENU → 撮影メニュー(1枚目) → オートフォーカス設定 → AFモード
AF-S時はフォーカスエリアは選択できません。AF-C、MF時にフォーカスエリアが選択できます。
使ってみたんだけど・・・
主にゾーンを使いました。ただね〜、新AFシステムがどんな便利機能なのか掴んでなくてね。フォーカスエリアは、5×3ばかり使っていました。他に5×5と3×3とか選べるのに。(← X-T1ユーザ以外の方はナンジャラホイ状態だと思いますが、詳しくはFUJIFILMのサイトをご覧ください)
ゆえに、ほとんど使いこなせなかったのです。たから、AF追従性能はまぁまぁかな、という印象で終わってしまいました。ここはまだ勉強が必要ですね。あと、AF-Cにしている時って、シャッターボタン半押ししている間、ずっとレンズがフォーカス合わせようとウィンウィン動いているんですね。これ、ちょっと慣れなかったww
最終的には、MFで撮りたい場所に置きピンして撮っていました。前述したように、シャッターにのみ集中できるからです。
おわりに
写真を撮る時、カメラ任せで綺麗に撮れるんだったらすべてカメラに任した方が良いです。僕たちは撮ることにのみ注力できるし、自分の感性に集中できるから。
そのためには、自分のカメラの機能や特性を知っておくのはとても大切。特に僕が愛用しているFUJIFILMやRICOHは、撮影時の便利機能(撮るときにこちらが意識しなくても綺麗に撮ってくれるという意味)が満載ですから、どんどん使って身体に覚えこませていこう。
もちろん、何の機能がどんな効果をもたらすのか、そもそも分からないという方もいらっしゃると思います。そういう方は、周りの詳しい方(僕のように?w)に聞いてみるとか、写真講座に通ってみるのが早いですね。
また、ご自分で使ってみて「ここをこーしたいな」という気持ちが自然と湧いてきたらで結構です。そうなったときに説明書をめくって調べてみたり、ネットで調べてみる。そういうことを1歩1歩やっていくといいんじゃないかな。