僕は今、オシゴトでたくさんの人を撮影させていただいてます。でも、本格的に生業にすると決意したのは2016年夏。
この記事では、僕がふだん、どんなふうにオシゴトをしているかを振り返ります。思うに、仕事のやり方の大元は当初から変わってないかな。撮影するたびに最適化していってるはず。
というわけで、2016年10月、長野県の蓼科で行ったプロフィール写真撮影と、その後の現像のヨウスを前後編でまとめますね。どうぞお付き合いくださいませ。
►前編 : ある日のプロフィール写真撮影の1日【撮影編】 ← この記事
►後編 : ある日のプロフィール写真撮影の1日【現像編】 ← 執筆中
お客さま
この日のお客さんは2014年、お友達の結婚式の二次会(か三次会)でお会いして以来、実に2年と半年ぶりの方。
Facebookでは繋がってましたが、正直、ほぼ初めまして状態ですね(笑)
1. 撮影現場へ
撮影現場はお客さんのお気に入りの場所にしてます。
そういう「場」が僕らに与える力ってすごいのね。お気に入りの場所があるなら、そこでやったほうが絶対にいい、と僕は信じてる。なければないでもオーケー。お話を聞いた上で提案させていただきます。
さて、この日の撮影場所は蓼科の某所でした。
松本の自宅から車でGo!! 長野道を使って1時間半〜2時間くらい。途中ファミレスで朝ごはん。これから撮るというワクワクはあるけど、同時にドキドキもある。そんな感覚を味わいながら朝ごはん。
なんかね、朝から温かいごはんが食べれるってそれだけで幸せだなぁと、自分で作らなくてもいいし(笑)本当に豊かな時間を過ごしてるなぁって思ってたのね。
(↓この日のメインカメラとメインレンズをセッティング)
GoogleMapには行き止まりに案内されたけど、蓼科の某所に到着。予定の10時を少し回ったくらいでした。
オシゴトですから、お客さんには往復の交通費をいただきます。でも、到着までにかかった時間給はいただいてません。その分、お昼ごはんか夜ごはんをご馳走してくれれば良いです。スイーツもあるとなお喜びます(笑)
2. 打ち合わせで撮影イメージの共有
事前にどういうふうに撮られたいかなどインタビューはさせていただきますが、当日お会いしてからも意識合わせを行います。お客さんが望んでいることや僕の撮影イメージ、やり方の意識合わせ。
撮影は共同作業ですからね。
この日はお客さんのご友人もいらしてました。なんでもメイクやポーズの伝授などをしてもらったとか。気合い入ってます。
で、話の流れでそのご友人も撮ることに!?
尋ねてみると、事前にFacebookメッセンジャーでやりとりしていたとき、僕の対応を見て「この人は信用できるわ!」と仰ってくださいましてね。ありがたや。
3. 撮影
僕の撮影はおしゃべりです。
その人のイイ表情をすくい撮るために。その人の素敵をすくい撮るために。撮られ慣れてない方はその方がいいでしょ?僕ね、黙って撮られるのが苦手なんですよ。どーしていいかわからないの。だから、僕の撮影は基本的におしゃべりなんです。
もちろん、ケースバイケースによって黙ることもあります。使い分けね。
さらには生き方の相談も受けながらカウセリングみたいなことにもなります。お客さん、気がついたら元気になっていたり、問題が解決していることもあったり。
この日は室内、お庭、チャペル風の建物など「ここだ!」というPointで撮る撮る撮る!また、現場を歩いていると「ここイイ!」という場所に出くわすことがあります。
僕らのテンション、感覚がUPして「そういうアンテナ」がびんびんなのよね。そういうときは「ここで、こんなふうに撮りましょう」とディレクションもします。だって、閃いちゃうんだもの。閃いたらやりたくなるってもんです。
事前に撮影イメージを共有することは大切だし、それを一緒に作り上げていくのも良いです。けれど、僕はこの「場」でしかできないライブ感というもの「も」大切にしています。偶然生まれる何か、その一瞬がいいんです。