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なぜそのカメラなの?

それぞれ選んだ理由を解説しますね。

1. OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II/M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIレンズキット

マイクロフォーサーズなので、広角24〜300mmをカバーします。ボディもレンズも防塵防滴なので安心。これ1つで望みの画角はまかなえる上、何たって小型軽量。ボディとレンズで470g + 285g = 755g。

山登りには1gでも軽くしたいと以前読んだ本、「自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと」の著者でありアウトドアのプロ、四角大輔さんが仰っていましたし、店頭で触ったときに僕はその小型っぷりに感動したことがあります。

ただし、F4.0-5.6と明るくはないレンズです。描画性能より高倍率を重視したレンズですから、画質はある程度の割り切りは必要です。もちろん綺麗な写真が撮れないわけではありません。

OLYMPUSには普段撮りにも使える14-42mmなど他のレンズラインナップもありますから、必要に応じて買い揃えていくと満足のいくカメラになるでしょう。

 

2. FUJIFILM X-T1/XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WRレンズキット

E-M5よりセンサーサイズが大きいAPS-Cなので、高画質という点でアドバンテージがあります。その代わり、E-M5よりは大きく重くなります。それでも僕的には、X-T1は小型軽量だと思います。

こちらもボディとレンズが防塵防滴。ボディと合わせて440g + 490g = 930g。焦点距離は28〜200mmとなり、E-M5よりは短いですが、これ1つで大体はこなせるのではないでしょうか。最短撮影距離が0.45m〜なので「1.」より5cm寄れます。

レンズの明るさはF3.5-5.6で、ズームレンズとしては一般的ですね。ただ、プロの写真家さん曰く、「こんなF値だけど、とりあえず使ってみ!キレがいいから」と褒められているレンズのようです。

 

 

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3. FUJIFILM X-T1/XF18-55mmF2.8-4 R LM OISレンズキット + XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS

レンズは防塵防滴ではありませんが、レンズ2本体制で幅広いレンジ(28-305mm)をカバーする提案です。

前者のレンズはレンズキットとはいえ、F2.8-4とスゲェレンズです。

ワイド側F2.8って、はっきり言ってレンズキットのレンズじゃない。今後、僕が人を撮る仕事をするようになれば、持っておいて損はない優等生レンズです。重量は310g。(本当は単焦点だけで仕事したいですが、単焦点だけでは潰しが利かない可能性がありますからね)

次に後者のレンズ。僕も持っています。大きいくせに意外に軽い580g、ボディと合わせても1020g。遠くまでよく撮れます。

F3.5-4.8で明るくはありませんが(テレ側が4.8ですから一般的には明るいよ)、僕は望遠が欲しかったので買いました。FUJIFILMにはF2.8通しの望遠ズームもあるものの、高すぎ&デカすぎなので、こちらを愛用しています。

なお、現在はXF18-55mmもXF55-200mmも中古市場がこなれています。程度の良いものが多い。XF18-55mmで2.6万、XF55-200mmで4.5万くらいですから、ボディは新品にしてレンズは中古というNiceな作戦が使えます。

 

4. FUJIFILM X-T1/XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS + RICOH GR

ちょっと変則的な提案。

まずX-T1で望遠側をカバーします。そしてGRで広角側をカバーします。2台体制となりますが、GRは250gと軽いから重量増はほぼ無視していいでしょう。

それに2台体制だともしもの時のリスク回避になります。

例えば、どちらか一方のカメラが壊れたときやバッテリーが切れたとき。そーゆーときに2台あると安心感がありますよね。撮りたいときに撮れないとカメラはただのお荷物ですからw

また、GRには「クロップ機能」というステキ機能があってですね、広角28mmのほか、準広角35mmと標準47mmの撮影ができます。実際は28mmの画像をトリミングしてるだけですけどね。

でも、コンデジ1台で3本分のレンズをカバーしているGRは、万能カメラだと僕は思っています。広角レンズなのに歪みないし。だから僕は欲しいのさ!

そして、2015年7月上旬現在、GR2 の発売を前にして GR は底値です。GR2 との機能差なんてほぼありませんからおすすめ。

僕がお世話になっている チャンプカメラ 港北NT店の店長が、「まだまだ在庫あるよ」って言ってましたので、欲しい方はGo!!

 

その他

その他の提案として、FUJIFILMには XF16-55mmF2.8 R LM WR(14万円)という防塵防滴レンズもあります。X-T1とこのレンズにして、望遠はTG-2という手もあるなーと考えました。

このレンズ、師匠が雑誌やCDジャケット撮りよく使っている(らしい)24-85mmをカバーするし、F2.8通しです。キットレンズの18-55mmよりは万能のステキレンズ。ただ、いかんせん高い・・・。

 

 

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結論:僕ならこう選びます!

ここからはX-T1ユーザである僕の想いです。結果的にX-T1をヒイキしちゃいますが、OLYMPUSユーザさんはどうかお気を悪くしないでください。

 

さて、まずはとても大切な大前提。写真はレンズで決まります。ですから、カメラよりレンズにこだわるべきです。

とすると、ZUIKOより明るいレンズが豊富なFUJIFILMにしたい。

もともと僕はFUJIFILMの単焦点が好きですし、その画質はスゲェですからね。また、レンズを自社生産してるのでこだわりが感じられます。これは感覚的なことですけどね。

というわけで、上記提案の中で僕が山登りで使うならこう選びます。

 

1位:「FUJIFILM X-T1/XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WRレンズキット」だけ
2位:「RICOH GR」と「FUJIFILM X-T1/XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS」
3位:「FUJIFILM X-T1/XF18-55mmF2.8-4 R LM OISレンズキット」と「OLYMPUS TG-2」

 

僕なら山から見える景色は広く撮りたい。だから広角〜標準画角が欲しい、それもなるべく軽量スタイルで。対し、望遠を使うイメージはあまりありませんが、撮りたくないわけではない。

ですから、最低限、換算28〜85mmくらいがあればいい。あと、たぶん僕は雨の日に登ることはないな〜と(ボソ)

 

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おわりに

2015年の梅雨どきに選ぶ、夏のアウトドア高画質カメラでした。

今回は画質と防塵防滴を優先したのでコンデジは挙げていません。もしかしたらドンピシャなコンデジがあるかもしれませんが、僕は知りません。なお、お友達には上記の通り回答しています。

もし夏のアウトドアを前にカメラ選びに悩んでいる方がいましたら、このエントリがその方のちょっとしたスパイスになれば嬉しいです。

 

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年月が経ったとしても、基本的に今回の条件でカメラを選ぶなら僕の基準は変わらないと思います。

紹介したカメラ(レンズキット含)はこれ

紹介したレンズはこれ

この記事を書いた人

花村貴史|Takashi Hanamura

◆Photographer|木漏れ日や水、空が魅せるきらきらが好き|写真を通じて「やさしい世界」を伝えてゆく ◆Software Engineer|Private: Go/C++/WebGL|Work: SAP/SAC

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